【募集企画】秘密の孤児院【本編】

良い子良い子【龍斗】 ページ47

龍斗side


『紗良』


俺は、そう言い彼女の名前を呼ぶ。紗良はこちらを


見ると、驚き、すぐに赤くなった。


『良い子良い子♪大和の世話とか、大変だったろう？


お疲れ様』


ははっと笑いながら、紗良の頭を撫でる。そしたら


春亜が呼ぶ声がする！行ってこよ！


『紗良ごめん！少し用事』


そう言い俺は孤児院内を走った。


〜玄関近く〜


『りゅーにぃ…猫…！』


玄関に行ってみれば、猫をキラキラとした目で見つ


めてる春亜がいた。えっ、可愛い。


『外か…触りたい？』


俺は春亜に向かって聞いてみる。春亜は、


『できるの？』


と言い、ジーっと俺を見つめる。まぁ一応19だしな


『できるよ、呼んでくる』


そう言い、俺は外に出て、猫のもとに向かう。


ニャー、ニャー


『よしよし…ほいっと』


猫を少し撫でて、持ち上げる。猫は、俺の腕の中で


静かに座っている。


『ほら、春亜。触ってごらん？』


そう言い、猫を春亜の近くにやる。そうすると、春


亜が触る前に、


フニャッ！


猫が春亜の太腿に乗り、ゴロゴロと音を鳴らす。


『ふわふわ…！ふふっ…』


んー…いつも笑ってくれればいいのになぁ……


ん？


『……誰？そこにいるの』


俺は隠れている人に向かって言い放った。

何故バレた【秋華】→←俺は無事です　【大和】

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