【募集企画】秘密の孤児院【本編】

何か誤解されてる【秋華】 ページ38

「君さ、なんかドラマかなんか出てなかった？」

はーー懐かしー！確か聖蘭に勧められてみたっけ！
ん…？あっ！！

「あっ、すいません…いつもの癖で子供扱いしてしまって…」

「良いですよ。」

「あと、此処は病床と言っていましたが、私は医師免許は持っていませんが同様の実力は持っています。なので大丈夫ですよ。」

そう言えば、紗良姉に孤児院の登録したから今日から此処で過ごすって言い忘れてた…

まいっか！後で言お。

「先程の質問ですが、私は子役をしていたのでドラマには出ていました。」

やっぱり！

「あのドラマ面白かったんで凄く繰り返してみました！確か美羽さんですよね！」

「はい。そうです。」

冷たい(泣)



「あっ、風邪を早く治したい時は漢方薬を飲んだりしたら良いですよ。あと喉が痛い場合は塩水でうがいすると浸透圧の原理で痛みが引きます。まぁ一時的な物なので余りお勧め出来ませんが。あ、私去年薬剤師国家試験受けて薬剤師の資格持ってるので薬処方しましょうか？此処にいる場合外にはもう出られませんしn」

「ちょい秋華ストップ！！」

「何？」

「長い！！！」

そんな長かった？
紗良姉に止められて話すのを渋々辞めた。


「後何薬剤師免許って！」

「取った。今医師免許取ってるよ。」

「あはは…」

苦笑いをされた。私変な事したかな？




「薬処方した方が良いかな紗良姉？」

「そっちのが早く治るなら。」

「オッケー。じゃ、後で診察させて？」






「貴女はどうしてここに来たのですか。」




何でこんなに冷たいのかなぁ！



…もしかして私がただ紗良姉に会いに来ただけって誤解してるとか⁉

…今ついでに言うか。

「あ、実は私、此処の孤児院に登録をしたので、今日から此処で過ごします。私の名前は秋華です。10歳になります。」

「…成る程。此れから宜しくってこう言う事だった訳か……」

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