【募集企画】秘密の孤児院【本編】

泣かない【春亜】 ページ34

……泣くな、私。紗良さんが困ってる、迷惑かける


な……いつも助けてもらってるんだから……！


『っ……わか…った…私、泣かない』


私は、無理矢理泣きたい気持ちを押し込めて、出て


いる涙を拭く。


『……外にいる猫見てくる。


……紗良さん、ありがとう(ボソッ』


恥ずかしさのあまり逃げるように出てしまった。


……勘違いしてなきゃいいけど…


大和さんは……椿さんが見てるから大丈夫なはず


『猫……！』


触りたいけど、残念ながらダメ。ちぇー……


『あれ…？貴方は誰？』


……えっ？だ、誰……(汗)


『その……誰でしょう』


『あぁ、ごめんね。私は秋華。


それで、紗良姉っている！？』


……紗良さんの妹さんかな？とりあえず……


『ん、いるよ……入って』


大丈夫……なはず


『紗良さん、妹さんが来たよ』


『えっ！？』


あー……やっちゃった

なんで俺… 【大和】→←姉さんに会いたい【秋華】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す