41.あの時の言葉 ページ43
それは十年前、Aがエースと出会って数ヶ月が過ぎた頃
丘の上で、エースとAは座り一緒に海を見ていた
エースは、隣にいる彼女の暖かさを感じながら一言無自覚にポツリと言った
「なぁ？A」
エースは、何と無く言ったのだろう
「なにぃ？」
「俺はさぁ・・・・生きてていいのか？」
「あははっ、なに言ってんの？、急に・・・・！」
笑っていたAだが、覗き込んだエースの表情を見てこの言葉にどんな重みがあるか悟った
エースの真剣な表情にAの表情から笑顔が消える
「・・・・エース」
「あ？」
「誰が生きて良くて誰が生きて悪いかなんて私には、正直わかんない・・・・」
「・・・・そうか」
エースは、うつむく
Aは、そのあと「でも」と続けた
その言葉にエースは、頭を上げる
「私はね、エースに生きてて欲しい」
その言葉の瞬間エースは、目を見開く
「それにね・・・・・」
Aは、立ち上がる
「人は、生まれる時周りに祝福され泣かれて生まれてきます。そして死ぬ時には、悲しまれ泣かれて死にます」
Aは、歩きながら話し始める
エースは、不思議そうに黙って聞く
「母の言葉だよ。人は、生まれる時も死ぬ時も周りの人に泣かれたら愛された人生だったってことになるんだって」
Aは、振り返り満面の笑みで
「だから！泣いてあげる！」ニコッ
その言葉によってエースの心にあったこれまでに大人に言われた数々の言葉が粉砕された・・・・
「きっと！エースも祝福されて、泣かれて生まれてきたはずだよ！！だから私がね、エースがもし死んでしまったら目一杯泣く！！私、エース大好きだもん！！」
Aは、満面の笑みでニカッと笑う
エースは、しばらく固まっていたが
「・・・・・」
エースは、いつもの笑顔に戻り
「あぁ、そうだな！！」
と嬉しそうに言った
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志恵 - とても面白かったです！続編も楽しみにしていますね！ (2018年5月10日 22時) (
レス) id: 5d474fb87c (このIDを非表示/違反報告)
封印されし田中 - 海軍の最高権力者はコングさんで確かその上に五老星がくるとおもいます。 (2017年1月29日 22時) (レス) id: ef933b8cb8 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - たまに、ルキって入ってくるんですがなんででしょう？？うるさくてスミマセン・・・。 (2014年11月19日 19時) (レス) id: 87f20880aa (このIDを非表示/違反報告)
¨☆ﾎﾟｯﾁｬﾘ天然@ゆいなっちゃん皇子☆¨(プロフ) - 心縷々さん» それは、横向きに立っているということだと思いますよ (2014年9月5日 16時) (携帯から) (レス) id: ec8105a503 (このIDを非表示/違反報告)
心縷々(プロフ) - 読んでいて思ったのですが、4の『そこには、木の上で横向きになり足を組んでいる、美しい純白色の髪の毛を持ち特徴的な瞳の色を持った少女が立っていた。』って何かおかしくないですか？横になっているのに、立っていたって…。すみません厚かましくて。気になったので (2014年9月5日 16時) (レス) id: 2c93f684a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫紀 | 作成日時：2014年1月10日 17時
