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そして1週間前の朝。
ドアがノックされて、時計を確認。
遅っ！38秒も遅刻してる。
「失礼しまs『遅い。』
一瞬にして空気が重くなる。
は、なんで？とか思ってんねやろ？
顔が想像できる。
『38秒遅刻。』
秘書やねんから初日くらい
ジャストに入ってくるくらいの意気込みないん？
頭の中で浮かぶたくさんの文句を、
一生懸命押し殺す。
『今日は初日やから許す。明日からは9時20秒までに入ってこい。』
パソコンを見ながら顔も見ずに言うた。
「は、はい、申し訳ありませんでした...」
…はぁ、早速の謝罪。
前のやつと変わらへん。
頭のええやつ言うたやん。
「えっと、今日から秘書を務めさせていただく...」
はぁ！？またそれかい。
正直そのセリフ、聞き飽きた。
『今年度入ってから19回目。』
「はい？」
『ちなみに俺が副社長になってから3年でこのシチュエーションは117回目。つまりお前は117人目の秘書。』
息も吸わずに一気に並べ立てる。
『秘書は毎年契約更新制やから、俺が認めへんかったらそこで終わり。けどちなみに今までの最長記録は63日で最短記録はたったの1時間。よって俺がわざわざお前の名前を覚えても、名前で呼ぶ機会もなく、秘書は次の人に変わっていく...』
そこで俺は初めて、
その新秘書さんやらとに向き直った。
『名前言う必要、ある？』
ポカーンと俺を見つめる女。
へぇ、眼鏡かけてんねや。
せやけどこいつどこかで...
『ない、ですね、あははは...』
おお、納得した。さすが高学歴。
『うん、物分りは早いねんな。ってことで、今日からよろしく...何日持つか分からへんけど』
みるみるうちに顔が曇っていくのが面白くなって、
思わず口角が上がった。
『俺がinfinity副社長、錦戸亮です』
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Bugendaikj8(プロフ) - 更新楽しみにしています。 (2019年4月8日 20時) (
レス) id: bdd23db195 (このIDを非表示/違反報告)
さやくら。(プロフ) - かなさん» ありがとうございます！更新までもうしばらくお待ちください！ (2017年6月28日 18時) (レス) id: 7c22b79362 (このIDを非表示/違反報告)
かな - 更新楽しみです！がんばってください！ (2017年6月25日 17時) (レス) id: 491cb88c27 (このIDを非表示/違反報告)
さやくら。(プロフ) - いとさん» ありがとうございます(>_<)今日の夜更新するので、楽しみにしててください！！ (2017年5月20日 12時) (レス) id: 7c22b79362 (このIDを非表示/違反報告)
いと - とても面白いので続き早く書いてほしいです♪♪ お願いします^^ (2017年5月18日 19時) (レス) id: 615a872e6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さやくら。
| 作成日時：2017年5月5日 21時
