時計屋さん、休憩時間です。3【赤葦京治】

1時間21分 ページ21

貴方「んぅ.....。」








あっ、文化祭....。







赤「A。」









貴方「へ？京治さん！？」








あの....膝枕nowでございます...!？







赤「あぁ、疲れて寝ちゃってたから。
ここは、図工室。もう、今後夜祭なんだって。及川さんが居ていいよって言ってくれたからさ
。お疲れ様。」








貴方「京治さん...。」









赤「んー？」







貴方「キス...。好きでもないやつにしなきゃいけないなんて嫌でしたよね..。すいません。」







赤「...？俺がどれだけAのこと大切に思ってるか伝わってないの...？」








貴「...？それは保護者みたいなやつですよね...。」








赤「俺とキスやだった？」








貴「ちがっ！うっ...期待...させないで下さい....っ！」







涙がどんどん出てくる。






あーあー、私今ひどい顔だろうな...。









赤「....期待していいよ？」









貴「...えっ....？」









京治さんにぎゅっと抱き締められる。






そういう優しさはいらないんだけどな...。







京治さんの好き、はきっと違うね。









好きを何度もなぞるたび、胸がきつく締め付けられるような感覚になるんだ...。








赤「俺はAのことが好きだよ？」









貴「....私はっ、京治さんのことが好きです。でも京治さんの好きは違うんですよ。


ごめんなさい。バイトやめます。


貴方にあえて良かったっ...!」






赤「待って。」







貴「...？」






赤「何が違うの？Aの好きは一体何？









俺は...恋愛感情だよ。




Aが好きなんだ。伝わった？」







貴「...？likeじゃなくてlove...ですか？」






赤「うん。」






貴「友達じゃなくて恋人ってことですか？」







赤「そうだよ。Aは違うの？」







貴「えっ！？いえっ！loveです！loveです！え...？」








赤「じゃあ問題ないね。








A、俺と付き合ってよ。」









貴「....ﾊﾞｼｯ！痛っ！.....ﾊﾞｼｯﾊﾞｼｯ！



夢じゃない...夢じゃないです京治さんっ！」






赤「あははっ...で？付き合ってくれる？」






貴「...はいっ！よろしくお願いしますっ！」






赤「こちらこそ。よろしくお願いします。


愛してる...」


ずるいなぁ...京治さんは...




私たちはもう一度唇を重ねた




永遠に時が止まってしまえばいいのに。



時計屋さん、休憩時間です。end

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