時計屋さん、休憩時間です。3【赤葦京治】

1時間20分 ページ20

及川「へー！白雪姫ちゃんって言うんだ！
大丈夫大丈夫☆俺が今キッスで目覚めさせてあ☆げ☆る☆」









おええええええry







女子の気持ちがわかんねぇ！






私女子じゃねぇのかもしんねぇ！







でも隣の岩泉さんも吐きそうになってるからね...。






国「私はっ！王子様が来てくれただけでっ！生き返りましたっ！(裏声」




及川「じゃあ、祝福のキッスを！」




国「要りません！」




金「白雪姫！」






国「小人さんたちありがとう。でも私気づいたの。






男だって。」






は？






ほ？







へ？






なに言っちゃってんのー！？






え？なにこれ私のみ知らなかった系の？





『実は継母は、王様に呪いをかけられ記憶操作されてしまったお姫さまだったのです。』







は？え？



いやいや、なにしたんだよ！なにしたんだよそいつ！

結構なことしないと王様に呪いかけられないからね？


経緯を教えろー！






貴「うおあっ！」









国「さあ、目覚めるときです。









姫。」








フードを取られ、






くにみんの顔が近付いてくる。








くにみんの右腕は私の背中に回され








左手は私の頬を包んでいる。









え？なにこれ...








私のファーストキス...









あと、2mm...1...









赤「stop」





京治さ....ん？









『そこに現れたのは東の国からやってきたもう一人の王子様でした。』






赤「はぁ....彼女は私の婚約者です。







さあ、くちづけを。」








ぐいっとひっぱられ、







私の耳に届いたのは小さなリップ音と







柔らかい唇の感触...






うううう！？え！









ええええええ！？









すると赤葦さんがケープを脱がせた。









赤「ほらね....









こんなに可愛い。」









『こうして、王子様たちは無事お姫様の呪いを解くことが出来ましたとさおしまい。』









舞台のライトが暗くなる。








その場に尻餅をついてしまう。









恥ずかしくていてもたってもいられず、顔を手で覆う。







赤「A...」








貴「ひやっ！」









え、









これ









お姫様だっこされてるっ！？









赤「...お疲れ様です」









貴「京治っ...ありがと。」









疲れのあまり睡魔におそわれた。

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