時計屋さん、休憩時間です。3【赤葦京治】

1時間2分 ページ2

カランカランカラン...


貴「おはようございます！」


店「おはよー！Aちゃん！」


赤「おはようございます。Aさん。」


貴「店長さんも京治さんもおはようございます！」


今日はバイト１日目。


来る前には兄が本気でうざかったな。


兄「合宿行ってて、帰ってきたと思ったら次はバイト！？そんなことはお兄ちゃんがゆるしませーん☆」


貴「うざい。だまれ。京治さんが待ってんだ。」


兄「！？京治さんって誰！？男！？男だよね！？ね！？男は裏切るけど金は裏切らないっていうの、TVでこの前みたよ！？さあ、お兄ちゃんと遊ぼう？あっ！サメトランプでスピードしようよー！A、スピード得意だもんね！よおし！やろっ！はい決定！これ決定！」


貴 ....ｹﾞｼｯ


兄「ぎゃふん」



うざい...及川さん並みに←



赤「Aさん、仕事内容を説明するので着替えてきてください。ロッカーに制服が入っています。」


貴「あ、分かりました！」


さてさて、ロッカー、ロッカー♪

私のロッカーまですでにあるのか...！

居場所が増えたみたいで嬉し...





え？



あれ？これが...制服？



え？



えぇー！？


どうしよう！超可愛いんですけど！？



でも絶対似合わないしな...


しょうがないでしょっ！？


もともとこういう顔なのさ..！


うぅ...！



貴「て、店長ぅ...この制服以外ってないんですか？」



店「え...？」




貴「え？」




店「着ないの？私が昨日すごい考えて光太郎に材料をダッシュで買わせにいって一晩寝て作った制服を？めんどくさい光太郎の願いをふりきってまで作った制服を？仕事をあかーしくんに押し付けて仕事中に作った制服を着ないの！？頑張ってAちゃんのスリーサイズ調べてまで作ったのに！？」



貴「...え？ちょっ！？色々おかしなフレーズが聞こえたんですけども！？私のスリーサイズどっから仕入れたんですかっ！怖いんですけど！？個人情報の流出っ！」


店「ん？えとね、Aちゃんのお姉ちゃんに聞いた♪てへぺろ♪」


貴「まさかの身内！？お姉ちゃんなにやってんだよ！てへぺろやめてください！あの人思い出します！」




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

及「ﾍｷｼｭｯ!!!」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




店「とりあえず着ようよ！絶対似合うからっ！」


赤「俺からもお願いします。」


貴「ぅう...わ、分かりましたよ！」


店「やったー！」






.

1時間3分→←1時間1分

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す