十八 ページ18
「ぶおおおお…」
『なんか案外怖くないね。あれ、銀時?』
坂「お前、ちゃ、ちゃんとそこにいるよな?」
『いるよ』
銀時は怖さのあまりに私の姿でさえ霞んで見えてきたようだ。それにあまりに腕に引っ付いてくるもんだから銀時の鼓動が腕に伝わる。
バックんバッくんと激しくなっている当たり本当に怖いのだろう。
『…銀時、大丈夫?』
坂「うるせー!!」
『お、おお』
私は進み続けるも銀時がなかなか進まないためにゴールが全く見えない。脅かしてくるお化けも銀時の叫び声に驚いているようだ。
しばらく歩いているうちに銀時は私の手を握っていた。
『(手汗めっちゃかいてる…)』
坂「うわあああああ!!」
そんなことを思いつつもまた歩き進めていれば行き止まりにあってしまう。
『行き止まりだ。てことは反対だね。』
坂「あ、ああそうだな。」
「うおおおおおおおおおおお」
坂「いやあああああああ!!!!」
銀時は木刀を振り回しつつ強く私を抱きしめる。
これは相当なびびりだ。
『銀時、大丈夫だって。ほら早歩きで行こ。』
銀時の手を引っ張り私たちはなんとか外へ出る
坂「はぁ…もう二度と来ねぇからな…」
『ふふ、一緒に来てくれてありがとう。』
自然と離れてしまった手に寂しさを感じつつ
神楽の元へと向かう。
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作者名:沙也加 x他2人 | 作成日時:2018年9月30日 13時