今日の1日が… ページ14
ギョンスside
冷たい風が寝起きの体を冷やし目が覚めた。
薄く目を開くと窓際に立つベクが目に入る。
あ……
まただ。。。
非常階段で見たベクと同じ。
今にも消えてしまいそうな雰囲気を纏う後ろ姿。
昨日の事を思い出し、一気に目が覚めた。
再びヒューっと風が入り込むとベクが僕を起こしたと思ったのかこちらへ向いたのが分かり、慌てて今起きたふりをする。
DO「ん……、ベク？」
BH「ごめん、起こした？
あんまりいい天気だったから、窓開けちゃった(^_^;)」
DO「いいよ、もう起きなきゃいけないし。」
何だかあまりにも儚い顔で笑うから、何故か泣きそうになり洗面所へ向かう。
ベクはきっと何か大きな物を抱えてる。
聞くべきか、言ってくれるのを待つか…。
くるっとベクへ踵を返してみるものの、
BH「どしたの？ギョンス。」
DO「ベクさ…
ううん、やっぱり何もない。
ごめん。
ベクも用意したほうがいいよ。」
何度聞こうと決心しても、ベクの姿を見ると心が迷い出す。
BH「ギョンス！」
DO「ん？」
BH「大丈夫、今日はきっと最高の1日になるよ^ ^」
DO「……うん、そうだね。
頑張ろうね。」
ほら、やっぱり何も言えなくなるんだ。
ベクからの"聞かないで"って声が聞こえてくるようで……
モヤモヤしたまま用意を済ませ会場に向かう。
バンの中でもベクが気になり落ち着かず、イヤホンをして心を落ち着かせようと目を瞑った。
会場に着くとすでにファンが集まっていて大騒ぎになっている。
BH「今日はいないみたいだね。」
DO「え？あぁ。」
一瞬なんの事か分からず、マヌケな声が出る。
あんなに怖かったはずなのにあの女の事よりもベクが気になり忘れていた。
この時、もっと僕が気をつけていれば良かった。
…そうすれば、ベクをさらに苦しめることにはならなかったのに。。。
最高の1日が、
最悪の1日になるなんて、
一体誰が想像しただろう……
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みそちげ(プロフ) - ペッキョンさん» 長い事読んで頂いていて嬉しいです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))悲しいお話でどうかなと思ったんですが最後まで完結頑張ります！最終章に移りますのでそちらも見て頂けると嬉しいです♪ (2015年2月10日 1時) (
レス) id: f2e970d2d6 (このIDを非表示/違反報告)
ペッキョン(プロフ) - いつか見える景色の時から読ませていただいてます！ベッキョンの話……私が読んでみたかった話で、毎日楽しみにしています！これからも、ずっと応援しています！ (2015年2月9日 0時) (レス) id: 5a6d796d6f (このIDを非表示/違反報告)
みそちげ(プロフ) - さぁやさん» コメントありがとうございます^ ^頑張って少しずつ更新していきます♪ (2015年2月3日 23時) (レス) id: f2e970d2d6 (このIDを非表示/違反報告)
みそちげ(プロフ) - 宏美さん» しばらく更新も途絶えてコメントも返せずごめんなさい(T_T)頑張って完結しますねー！ (2015年2月3日 23時) (レス) id: f2e970d2d6 (このIDを非表示/違反報告)
みそちげ(プロフ) - ゆなさん» お久しぶりです^ ^まだ読んでいただけてるか分からないですが、ゆなさんのコメントいつも嬉しかったです！ (2015年2月3日 23時) (レス) id: f2e970d2d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそちげ | 作成日時：2014年6月1日 1時
