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其々の気持ち3 ページ35

ーー芥川sideーー
助けに来てみれば、此奴はボロボロだった。
足は骨折しているし、切り傷、打撲も沢山あった。
何故か回復をかけて居なかった。回復をしても切り傷しか治ら無かった。
足の骨折は取り敢えず羅生門で固定したが、急がねば。
兎に角速く連れて帰らなければ。入口の方へ戻った。
ーー樋口sideーー
「A!」
Aが痛々しい怪我をして居て、思わずかけよった。
「芥川先輩、速く帰ら無いと!」
「そんな事言われずとも分かっている!」
足には黒布が巻き付いて居た。
「おい!此処まで車を寄せろ!」
車を寄せさせ、二人を先に乗せた。最後に私が乗り込む。
「医療室に一番近い入り口迄送れ!兎に角急ぐんだ!」
「はっ!」
車が走り出す。空では月が姿を現した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ーー芥川sideーー
翌日、僕は首領に報告をした後、直ぐに大内の様子を見る為に医療室迄行った。

大内は起きて居た。

『すみません、私が昨日の任務で派手にやり過ぎなければこんな事には…
でももう1日経ったので完全に回復出来ましたよ!痣が無いでしょう?』

「これに反省して次からもっと気を付ける事だな。」

違う、こんな事を言いたいんじゃ無い。もっと優しい言葉をかけてやりたい。

『はい、済みませんでした。でも、不謹慎だけど、芥川さんが助けに来てくれて嬉しかったです。』

「そうか。貴様は、僕が居無いと駄目だな。此れからは僕から離れるな。」

流れで言っていい事と悪いことが有るだろうが、何を言って居るんだ、僕は。

『はい…仰る通りでってはい?今なんて言いました?』

「だから、僕から、離れるなと、言ったのだ。何度も言わせるな、莫迦者。」

顔に熱が集まって行くのが分かった。見られたくなかった為、顔を逸らした。
ーーAsideーー
芥川さんがとんでも無い事を言い出した。

「僕から離れるな」

しかも顔が赤くなって居る。直ぐにそっぽを向いてしまったけれども。

…此れは期待して良いのだろうか。しかし間違って居たら恥ずかし過ぎる。恥ずかし過ぎて死ぬ。

『あの、その、それは、どう言う意味で受け取れば良いのでしょうか…?』

「だから、僕が、付き合ってやらん事も無いと、言って居るのだ!」

『…………その…私なんかで良ければ…その…ごにょごにょ…』

芥川さんから、告白された?私が。嘘だ。よく出来た夢だきっと。答えちゃったけど。
頰を抓る。痛い。夢じゃない。私が覚えて居るのは一旦其処迄。

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猫になりたい(プロフ) - くろぉばぁさん» ありがとうございます!もう一つ書いている方がもう直ぐキリのいいとこまで行くのでそうなったらリメイクなどしようかと思ってるので、頑張ります! (2017年2月21日 18時) (レス) id: bd5199beaf (このIDを非表示/違反報告)
くろぉばぁ - 続きを楽しみにしてます! (2017年2月21日 18時) (レス) id: f61dc6bc39 (このIDを非表示/違反報告)
猫になりたい(プロフ) - お気に入り登録1人ありがとうございます!♪( ´▽`) (2016年12月24日 14時) (レス) id: bd5199beaf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫になりたい | 作成日時:2016年12月10日 22時

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