君が為【芥川 龍之介】

待ち合わせ ページ16

ーーAsideーー
今日は樋口さんがポートマフィアで必要な物を買いに行くのに連れて行ってくれるらしい。

待ち合わせ場所はとある洋服屋の近くにある広場の飾られた街灯があるので其の辺りと言われた。

樋口さんは先に行って待っていると言ってくれた為10分前には着くようにしよう。
ーー樋口sideーー
今日は大内に必要な物を買う為街に来ております。

トラブル発生です。所謂チンピラが、3人程絡んで来ました。。

大内は5分前行動が身に付いているから恐らく来るまで10分位は掛る。其れまでどう持たせるか…

「お姉ちゃん、美人じゃん、一寸遊ぼうぜ？」
聞こえないふりをしてみよう。
「聞こえてますかー？」
動きが五月蝿い。眼の前で手を振り、顔を覗き込んで来る。
「黙れ、私に構うな。」
冷たく言い放つものの
「女の子がそんな事言っちゃ駄目でしょ〜？」
気持ちの悪い薄笑いを浮かべている。此処までで漸く1分程だ。
「貴様らの様な暇人のちゃらんぽらんに関わっている暇は無い。失礼する。」
強行突破と思ったが
「酷いなァ？いいじゃん、一寸位。」
手を掴まれた。振り解き乍ら、
「触るな！」
と一喝。此の儘だとかなり困る。其の時、
『樋口さーん、一寸動かないで下さーい！』
聴き覚えのある声がした。其処にはフードを深めに被った大内が居た。
10m程離れて居た筈の大内がチンピラの眼の前にいて、
『くらえ！』
瞬く間に鳩尾にグーパン。
「「「‼」」」
気を失った所をベンチに座らせ、終了。

『大丈夫でしたか？私がもっと早くに来ていれば…済みません。』

済まなそうに眉尻を下げる彼女。彼女の所為では無いのに。

「私がしっかりして居なかった為だ。気に病まないでくれ。
それにしても助かった。有難う。」

『いえ、先輩の為なら頑張れます！』

「そうか。此の前から助けられてばかりだな、私は。
という事で、今日は私がきちんと先輩らしく出来る様に頑張るからな。」

『はい！有難うございます！』

そして私達は店へ向った。
ーーーーキリトリーーーー
Aさん登場の部分を解説させて頂きます！

駄「まずいきなりAさんはチンピラどもに近づいて居ますが此れは？」
『目立つといけないので足元で風魔法を起こし素早く移動しました。』
駄「成る程。では此処からのグーパンは得意の体術ですか？」
『はい。その後は投げ飛ばす要領でベンチに。』
駄「との事です。お付き合い頂き有難うございました！」

ポートマフィアの必需品(樋口side)→←報告(夢主side)

• 金　運: ★☆☆☆☆
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