報告(夢主side) ページ15
『大内です。』
「入って良いぞ。」
『失礼します。樋口さん、終わりました。』
「分かった。じゃあ芥川先輩に声を掛けて首領の所へ報告に行こう。
そうだ。後大内の変装道具は明日買いに行こう。良いな？」
『分かりました。』
ポートマフィアに入った私に首領は事務仕事用の部屋をくれた。
忙しくて家に帰れない時は泊まれる。新入りにくれる部屋にしては豪華だ。
右隣芥川さん、左隣樋口さん、お向かい銀さん、右斜め前立原さん、左斜め前広津さん。
何故芥川さんと樋口さんの間の部屋が空いて居たのだろうか…
まぁ細かいことは気にして居たらきりが無い。
「樋口です。」
『大内です。』
「『失礼します。』」
「入れ。」
『報告書を書き終わりました。』
「首領へ報告に行きましょう。」
「ああ。」
エレベーターの中から見える外の景色。つい此の前帰って来たヨコハマの街。
何があってもこの街を守ろう。どんな強敵が来ても。
一番上の階に着く。どうか首領がエリス嬢のこと追い掛けて居ませんように。
「芥川です。」
「樋口です。」
『大内です。』
「「『襲撃の報告に来ました。』」」
返事が無い。どうしよう。1人で困惑していると
「失礼します。」
芥川さんが入ってしまった。良いのだろうか、此れは。と思って居たのだが、
「エリスちゃーん、頼むから此のドレスを着ておくれー！」
「イヤーッ！あ、芥川、一葉、A、一寸助けて！」
なんかもう、此れは諦めましょう。
「…はぁ、首領、襲撃の報告に来たのですが…」
「エリス嬢、えっとそのはい。報告に来たので大丈夫だと思いますよ？」
『大丈夫ですよ？エリス嬢。そろそろ終わると思うので…』
−−−−数分後−−−−
首領は席に座って報告を聞く体勢になった。
芥川さんが代表して報告をする。
「こちらが報告書になります。」
部屋にページをめくる無機質な音だけが響く。
首「Aちゃん、証拠隠滅に使った其れは再現出来るかい？」
あの魔法は何か汚れが無いと使えない。だからこう言った質問に備えて汚れた布を持って来た。
『はい。』
此の程度なら呪文はなくて良い。力を込めると布が白く光り、汚れが消えた。
「成る程ね。此れは生きた人間に使えるのかい？」
『いえ、其れは出来ません。あくまでも汚れ落としですから。』
「報告ご苦労様、退って良いよ。」
「「『失礼しました』」」
其々の部屋に戻った。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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猫になりたい(プロフ) - くろぉばぁさん» ありがとうございます！もう一つ書いている方がもう直ぐキリのいいとこまで行くのでそうなったらリメイクなどしようかと思ってるので、頑張ります！ (2017年2月21日 18時) (
レス) id: bd5199beaf (このIDを非表示/違反報告)
くろぉばぁ - 続きを楽しみにしてます！ (2017年2月21日 18時) (レス) id: f61dc6bc39 (このIDを非表示/違反報告)
猫になりたい(プロフ) - お気に入り登録1人ありがとうございます！♪( ´▽｀) (2016年12月24日 14時) (レス) id: bd5199beaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫になりたい | 作成日時：2016年12月10日 22時
