声優と看護師！！【江口拓也】 (ページ21)

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どこにいてもああいう嫌味ったらしい人っているんだな……

収録終わりの帰り道

自分は中途半端にやってるつもりは一切なくても、周りの人からはそう思われてしまうのかな……

改めて思い知る。あの子たちに言われたことよりも他の応援してる、頑張ってって言ってくれた人もそんなふうにどこかで思ってるのかな……と考えてしまうことが嫌だ

江口さんも……

自分はそんなつもりなくても、他の人の真意なんてわからないから、

……苦しかった、辛い

今日は、ちょっと飲みたい気分だな……

コンビニでも寄って家帰ってから飲もうかな。

コンビニでまだ暗い気持ちのまま、缶をカゴに入れていく。

江口｢あれ？Aちゃん？？｣

『え！？こ、こんばんは。江口さん……』

江口｢へぇ……Aちゃん強いお酒も飲むんだね～

前はカクテルとかの弱めのが多かったから。｣

『あ～私あんまり酒癖はよくないんで(汗)

お酒思いっきり飲みたいって時は家で飲むんですよね……』

江口｢ふぅ～ん。お酒思いっきり飲みたい時？｣

『ま、まぁ誰にでも、あるじゃないですか。』

なんとなく、さっき言われたことを思い出し、それを見透かされるような気がして目が合わせられなかった。

江口｢ねぇ、なにかあった？？｣

逸らしていた目を覗き込むように合わせながら尋ねられる。

『大したことはないんですよ。』

江口｢なにか、はあったんだね。

なんでもいいから話聞くよ。

近くに美味しいお店知ってるから、そこなら家も近いし飲めるでしょ！

俺も飲みたい気分だし話した方がスッキリするかもよ。｣

と言いながら、江口さんは自分のカゴの中のものを戻していく。

江口｢ほら、行こっ？｣

『江口さんの飲みたい気分って……

いつもですよね(笑)』

江口｢ﾋﾋﾋｯバレてるかw

憧れてるってほんとなの？ww｣

『ほんとですよ……』

憧れ以上の感情もありますが……

なんて言えたらな