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花澤「じゃあ、私はこっちなので、また……
お疲れ様でーす!」
小野「あ、俺も帰りますね〜
また現場で、よろしくお願いします!」
西山「Aちゃん、家の方向どっちの方〜?」
『○○駅の方です!』
西山「あ、ならパイセンの近くですね〜」
江口「夜遅いし、送るよ。タクシー拾おうか〜。」
『いや、ほんとに何から何まで悪いので……1人で帰れます。』
江口「こっからじゃ歩いて帰れない距離だし、電車もないでしょ……
どうせタクシーで帰るなら一緒でいいでしょ?」
それだと、私の心臓がそろそろもたないんだよ…………!!!!!!
……ここまで言われてしまうと、断る方が変なのかもしれない。けど。
『すみません、よろしくお願いします……』
西山「僕は悠木さん近くまで送れるんで、パイセンはAちゃんおねがいしますね〜」
江口「ほーい、じゃあまた〜」
西山さん、悠木さんとも別れ、遂に江口さんと2人になってしまう。
江口さんに促され、タクシーに乗り込む。
江口さんは行先だけ言うと、疲れているのか寝てしまった……。
無防備な姿についキュンと来てしまう。
やっぱ綺麗な顔してるなぁ
肌もすべすべだなぁ
大きな体を丸めるようにして眠っているのも
本当に全てがかわいくて、かっこいいや
なんて、じーっと見つめてしまっていた。
江口「あれ、俺の顔なんかついてた?」
車体が大きく揺れた時、目が覚めた江口さんと目が合った。
『い、いえ!全然!なにも!ついてないです!』
慌てて目をそらす。
江口「ふ〜〜〜〜ん、そっか。」
江口さんはまた目を閉じていた。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
『すみません、ご馳走になっただけでなく、送っていただいてしまって。』
江口「いやいや、帰る方向一緒だったしね〜
ほんとにAちゃん気にしすぎだから!!
気になるなら、頑張って有名になって、後輩に返してあげて!」
『はい!今日は本当にありがとうございましたー!』
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作者名:りゅか | 作成日時:2020年5月2日 2時