第2話 ページ3
グ「お前は普通科で一体何を学んできたんだ!?協調性ねぇ奴はやめさすっつったろ!!このアホが!!クズ!!童貞!!」
優「童貞関係ねえええ!!」
へぇ…そんな条件があったんだ。さっきの発言からするに協調性というものは微塵も感じられなかった。
それプラス百夜くんは童貞なのね。
クラスメイトはヒソヒソと話し合っている。
あの一瀬中佐に…。吸血鬼から新宿を奪還した
右隣に目を向ける。
君月士方。授業態度などは悪いがテストでは毎回優秀な成績を残している。今は本を顔の上に乗せ、机に足を乗せて寝ている。
よくこんな騒がしい中で寝れるものだ。
優「ぐあっ!!」
どうやら決着が着いたらしい。
グ「ああもういい。座れ馬鹿が!あー席は………あそこな」
みんなで一瀬中佐が指さした方を見ると…なんと君月くんの前だった。
百夜くんは従って席に向かう。
優「くそグレンの馬鹿力め………ん?」
百夜くんは君月くんの足を見た。
優「なんだよお前。ここ俺の席になったから足むけんなよ。…おいお前聞いてんのか!」
君月くんはんがっと変な声を出して起きる。
君「んだようっせーな…。もう昼か?」
すると何故か驚いたように見つめ合う2人。
なんだろ。少女漫画でありがちな一目惚れというものをしたのだろうか。
君月くんは立ち上がる。
優「んな…!てめえ今朝の電柱!?なんでこんなとこに!?」
君「ふざけんなそりゃこっちのセリフ……電柱ってなんだコラァ!!」
殴り合いの喧嘩が始まった。ある意味運命の出会いだったらしい。
お互いに罵りあっている。
なんと言うか……低レベルな争いだ。
君月くんは頭は良いが、喧嘩になると悪くなるらしい。
クラスメイトが気まずそうだしそろそろ止めておくか…。
『そこの2人。さっきからうるさいんですけど』
そう声をかけるとピタッと2人が止まる。
優「お前誰だよ?俺はこいつと話してんだ!」
君「そうだ邪魔すんじゃねえよ宮地!」
『今が何の時間かわかってやってるんですか?授業中なのに喧嘩をするような幼稚な生徒が鬼を使役出来ると思ってるんですか?』
2人は反論しようとするが遮って続ける。
『鬼の好物は焦りや怒り。そんなんならすぐ鬼に呑まれて終わっちゃいますよ』
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作者名:彩夜 | 作成日時:2020年3月28日 17時