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炭治郎が私を好いている事は分かっていた。

いつ頃からか知らないけど、態度とか読心術で流れてくる思考感情があぁ好いてるって分かった。

たまたまね?読心術使ってただけなのよ?たまたまね!まさか好いてるなんて思わないじゃん!?てか使ってた相手善逸ね!何考えてあんな変顔してんのかなーって思って使ってたわけですよ!

そしたらさ!炭治郎から好いてますーっていう思考感情が流れてたのね!ビックリしたね!まぁ触れずに知らない振りをしてたし、出来るだけ炭治郎に読心術使わないようにしてたしね。

でもね、これは予想外だったわ。まさか、私の全てを受け入れて支えれる!って言って告白してくるなんてさ、誰も予想できないよね!炭治郎長男だからなのか頑固だし、生真面目というかなんというか…。

思った事を伝えようと思ったら真っ直ぐ告げるのは良い事だと思うけど、真っ直ぐ過ぎやしないかい?こっちにも心の準備って言うのがね?

でも、気持ちを伝えてくれた。狐憑で呪われている私を異性として、好いてくれた。そんなの嬉しいに決まってる。皆私を神様ーだとか言って、私自身を見てはくれなかったし。拝むし。聞かないし。炭治郎もだけど。

頑張って勇気を出して言ってくれたことに違いは無い。だから、私も話すよ。私が絶望し、悔いても悔やみきれないあの事を。

私は炭治郎の頭を膝に乗せるよう促し、置かれた頭を撫で尻尾で体を包んだ。

そして、一言告げ炭治郎が頷いたのを合図に気を溜め私の夢の中へ炭治郎を招いた。

炭治郎「ここは…」

あ「私が昔住んでいた家。私の家系はねちょっと特殊なのよ。神社を守り神通力を授かった母と、鬼狩りをしていた父との間に私と兄が生まれたの」

と言いながら、炭治郎の手を引き襖を開けた。そこには、幼い兄と赤子の私と優しい母と父がいた。

炭治郎「Aのお父さんは鬼狩りだったのか」

あ「えぇ。階級はそんな高く無いけど、とても強かったらしいよ。あまり滅多に家に帰ってこないけど、母はそんな父を支え見守っていたし、私達を大事に育ててくれたわ」

そう言って、襖を閉め再び炭治郎の手を取り廊下を歩いた。

炭治郎はもの珍しく周りを見ていた。そりゃ、神社の家なんて誰も見た事ないものね。振り向くと、炭治郎と目が合ったので微笑むと顔を赤らめた。可愛らしいこと。

そして、庭に出ると5歳の私と兄が鞠をついている場面だった。懐かしいな…。

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月夜美(プロフ) - お褒め頂きありがとうござります!しかし自身が持てぬのでござる(泣) (2019年7月19日 23時) (レス) id: db3d26a702 (このIDを非表示/違反報告)
大福の神(プロフ) - わいからしたら充分画力があるでごさる (2019年7月19日 22時) (レス) id: 13ce12324c (このIDを非表示/違反報告)
月夜美(プロフ) - ありがとうございます!面白いと言っていただけてとても嬉しいです! (2019年7月19日 17時) (レス) id: db3d26a702 (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年7月19日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
月夜美(プロフ) - 毎度毎度申し訳ありません…ありがとうございます (2019年7月17日 10時) (レス) id: db3d26a702 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月夜美 | 作成日時:2019年7月17日 0時

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