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炭治郎視点
無限列車の任務の時、上弦の鬼がいきなり現れて煉獄さんは深手を負わされていた。
動けなかった。ヒノカミ神楽を使った後はどうしても直ぐに動けない。
助太刀したいのに俺と伊之助は動けなかった。あまりの速さと、間合いに入ったら死ぬ事が分かったから…。足手まといになってしまう事が分かったから。
煉獄さんが死んでしまう。そう思った時、Aが現れて助太刀したけど結局鬼は逃げていった。
煉獄さんはAのおかげで、大事にならなかった。生きてた。俺は安堵して泣いた。伊之助も善逸も。
ふとAを見ると、呼吸がしづらいのかヒューヒューと乾いた音を立てていた。それだけ煉獄さんが受けた傷が深かったのだろう。
煉獄さんはそんなAの背中を撫でていた。不謹慎だが、煉獄さんがAを触っているのが嫌だった。笑いかけてるのも嫌だ。
こんな事を思っている俺が一番嫌だ。なんなんだ…この感情は…。
それから柱会議に参加して、終わった後蝶屋敷に戻ると善逸が呼んできた。誘われた縁側に座り、饅頭を食べながら善逸は言った。
ヤキモチをやいていると。
ヤキモチ…これが…。
善逸「それと、独占欲の音も聞こえたね。怖かったけど」
炭治郎「そ、そうなのか」
善逸「炭治郎が覚悟してるなら。大丈夫なら。その気持ち伝えても良いと思うよ。Aちゃんが抱えてるものは重いと思う。すっごくね。炭治郎が抱えれる自身があるなら、その気持ちは伝えた方が良いよ」
と善逸は言ってくれた。
俺はとうに覚悟は出来てる。俺は彼女を支えたい。全てを抱えている彼女の助けになりたい。
俺は善逸にお礼を言って、Aが住んでいる屋敷へ向かった。
向かったは良いが家どこだ?(°▽°)
鎹鴉「コッチダ若者」
炭治郎「え?あ。Aの鴉か」
鎹鴉「A二用ガアルノダロウ?」
頷くと、屋敷まで案内してくれた。遠い。山デカイ。山高い。まさかあそこで修行してるのか?
炭治郎「ごめん下さい!」
?「はい?どなた様で?」
うぉ!?このお婆さん気配がしなかったし匂いもしなかった!
いきなり現れた事に驚いていると、中へ案内してもらった…。
で、現在。無限列車の件で土下座しているキヨと名乗る少女と、さっきからいきなり現れて消えるお婆さんのことで頭がパンクしそうだ。
そして、Aが現れてキヨは湯浴みへ行き、お婆さんはいつのまにかお茶を置いて消えていた。
Aは尻尾ブラッシングしてるし。
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月夜美(プロフ) - お褒め頂きありがとうござります!しかし自身が持てぬのでござる(泣) (2019年7月19日 23時) (レス) id: db3d26a702 (このIDを非表示/違反報告)
大福の神(プロフ) - わいからしたら充分画力があるでごさる (2019年7月19日 22時) (レス) id: 13ce12324c (このIDを非表示/違反報告)
月夜美(プロフ) - ありがとうございます!面白いと言っていただけてとても嬉しいです! (2019年7月19日 17時) (レス) id: db3d26a702 (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年7月19日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
月夜美(プロフ) - 毎度毎度申し訳ありません…ありがとうございます (2019年7月17日 10時) (レス) id: db3d26a702 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月夜美 | 作成日時:2019年7月17日 0時