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酒呑童子の腕が腹部を、貫いていた。大量の血を吐き、力を入れれず握っていた刀を落としてしまった。

あ「うっ…あぁっ…」

炭治郎「A!!!」

炭治郎は必死に棘を斬る。だが、やはり棘は無傷だった。

炭治郎「Aを離せ!A!A!」

酒呑童子「ふふふ。さて…Aさんは第1段階の呪いに耐え、臨機応変に利用価値を見出した。実に素晴らしい成果です。九尾の力も加わっているのでしょうが、それでも耐えられたのは素晴らしいです。君を見つけられた運は、感謝しかありませんね。では、次の段階です。さぁ…もっと素晴らしい成果をもたらして下さいねっ!」

あ「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!」

腹部を貫いている腕から黒いドロドロが出てきて、そのまま腹部へ流れ傷口に入っていく。気持ち悪い。気持ち悪い。痛い。痛い。

あまりの事に悲鳴と、涙が溢れる。

炭治郎「A!!!!!!やめろぉぉぉ!くそ!くそ!」

しのぶ「Aさん!Aさん!」

煉獄「くっ!ビクともせん!クソ!」

実弥「ちっくしょう!斬れろ!斬れろ!」

炭治郎達がいくら斬っても棘は無傷で、斬れる事もなかった。私は流れてくる呪いと傷の痛みに耐えた。炭治郎達は、それをただ見ていることしか出来なかった。

あ「あぁ…あ…」

酒呑童子「さぁ終わりましたよ。良く耐えましたね!この量の呪いを全て受け入れられたのは貴女が初めてですよ。さ、皆さんの所へ帰してあげましょう。また、お会いしましょうお姫様」

そう言って私を炭治郎達の方へ放り投げた。棘は一瞬で消え炭治郎が私の体を受け止めた。

私は傷と呪いのせいで呼吸がしづらく、過呼吸を起こしていた。意識も朦朧とし始め、炭治郎の顔が歪む。

酒呑童子「では、私はこれで。A私を恨み続けてくださいね。君から全て奪った私を恨み続けてくださいね」

酒呑童子はそう言い残し暗闇へ消えていった。

私は意識を保っていられず、ブツンと視界が真っ暗になり気絶した。

夢を見た。無限列車で初めて見た九尾が目の前に居た。

無限列車の時より小さい…伸縮自在か。

九尾『其方に新たな力を授けようぞ。この力があれば、大丈夫であろう』

え。何力って。私これ以上人間やめたくないんですけど!力くれるのはありがたいけど!ありがたいんだけど!つか出てってくれないかね!?あなたのせいで私神様扱いだから!いつ頃憑いたか忘れちゃったけどさ!そろそろ解放しようぜ!

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月夜美(プロフ) - お褒め頂きありがとうござります!しかし自身が持てぬのでござる(泣) (2019年7月19日 23時) (レス) id: db3d26a702 (このIDを非表示/違反報告)
大福の神(プロフ) - わいからしたら充分画力があるでごさる (2019年7月19日 22時) (レス) id: 13ce12324c (このIDを非表示/違反報告)
月夜美(プロフ) - ありがとうございます!面白いと言っていただけてとても嬉しいです! (2019年7月19日 17時) (レス) id: db3d26a702 (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年7月19日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
月夜美(プロフ) - 毎度毎度申し訳ありません…ありがとうございます (2019年7月17日 10時) (レス) id: db3d26a702 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月夜美 | 作成日時:2019年7月17日 0時

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