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酒呑童子「竈門炭治郎君かー良いですね。そっちの珍しい毛色の少年の名前も聞きたいけど、また今度にしましょう。さて…炭治郎君、君一人っ子ですか?」
炭治郎「…違う」
酒呑童子「成る程。じゃ、君の側に居るのは家族というわけですね。良いですね!素晴らしい家族愛です!死んでもなお息子を守る母そして兄弟。実に素晴らしいです。生き残っている妹は…鬼ですね。あの鬼モドキに鬼にされたんですね。あぁ!そうだった!Aさん君の兄は何処へ?私が頑張って作って始めて完成したこの世でたったひとつだけの人を鬼にする血を飲んだ君の兄は何処へいったのでしょうか?」
と酒呑童子は地面に突っ伏している私の前にしゃがみ尋ねた。
酒呑童子が言った言葉に腹が立った。貴様のせいで、兄は…兄は死んだというのに!
酒呑童子「おや。まさか、死んでしまったのですか?あぁ…それは残念ですねー。あの鬼モドキが増やした元人間の鬼から血を取り、改良して作ったのですが。やはり、鬼の本能を抑えることは出来なかったようですね。いやー残念です。彼も逸材でしたのに。まぁ仕方のないことですね」
コイツ。コイツコイツコイツコイツ!!!!
酒呑童子「彼は私の贈り物を駄目にしちゃいましたからー…次は、そう…炭治郎君。君に贈り物をあげましょう。何怖がることはありません。ただ人間をやめるだけですよ。さぁ…」
酒呑童子は炭治郎の方へ歩み寄りながら、懐から小瓶を出した。
私の怒りは頂点に達し、刀を振りかざし酒呑童子の小瓶を握っている腕を斬り落とした。
酒呑童子「おや?もう動けたんですねー。油断してましたよっ!っと」
あ「うぐっ!」
酒呑童子は私よりも早く動き、鳩尾に蹴りをくらった。数メートル飛ばされ、受け身を取り地面に手をつき咳き込む。
酒呑童子「何をそんなに怒っているのですか?私には理解できませんねー」
あ「黙れ!貴様は…貴様は!私から両親を奪い!兄を奪った!私から家族を奪っただけじゃ飽き足らず!今の幸せまでも奪うつもりか!赦せん!貴様の頸我が刀で斬ってやる!」
私はそう言って血の巡りを多くし、体温を上げ酒呑童子に斬りかかった。
だが、酒呑童子はひらりとかわし私の首を素早く掴んだ。私はそれを素早く斬り、酒呑童子の腹部に蹴りを1発2発くらわした。
酒呑童子「ぐっ!」
更に追撃で一ノ型、参ノ型を放ち頸を斬りに間合いへ入った。討ち取れる!そう思った瞬間、腹部に鈍い音と痛みがはしった。
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月夜美(プロフ) - お褒め頂きありがとうござります!しかし自身が持てぬのでござる(泣) (2019年7月19日 23時) (レス) id: db3d26a702 (このIDを非表示/違反報告)
大福の神(プロフ) - わいからしたら充分画力があるでごさる (2019年7月19日 22時) (レス) id: 13ce12324c (このIDを非表示/違反報告)
月夜美(プロフ) - ありがとうございます!面白いと言っていただけてとても嬉しいです! (2019年7月19日 17時) (レス) id: db3d26a702 (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年7月19日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
月夜美(プロフ) - 毎度毎度申し訳ありません…ありがとうございます (2019年7月17日 10時) (レス) id: db3d26a702 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月夜美 | 作成日時:2019年7月17日 0時