40 ページ18
鬼「ほぅやはり呪いはかかっていたようだな。うむうむ」
あ「は?何であんたが呪いの事知ってんの?」
肩で息をしながら問いかけた。嫌な予感がする。胸が騒つく。冷や汗が出る。
鬼「何故って、お前に呪いをかけたのはお前の両親を殺し兄を鬼にかえ、助けに来た鬼狩りを皆殺しにした鬼…酒呑童子様だからな」
酒呑童子…?私の家族を奪った鬼は酒呑童子っていうの?は…はは…。
乾いた笑いが出る。何故なら酒呑童子は正しく鬼。元人ではない、正真正銘の鬼だ。
母から聞いていた。酒呑童子は、鬼の中で最も最強だと。酒に毒を盛られ死んだとばかり思っていたけど…生きていた。
生きていて、私の家族を奪った。
憎い。憎い。憎い!
殺す。殺す。殺す!
アイツが増やした鬼も!アイツに従う鬼も皆殺してやる!
怒りが体を支配する。熱を帯びているのが分かる。許せない。私から全てを奪ったコイツらを許さない!
私はこれまで以上にない速さで動き、鬼の足を斬り腕を斬り蹴り飛ばし再生する腕も足も何度も斬った。
鬼(ぐっ!?動きが速すぎる!追いつけない!)
そして、最後に頸を斬り落とした。
あ「はぁー…はぁー…ぜー…ぜー…」
鬼は灰になった。倒せた。熱あった感じだったのにもう下がってる。流石呪われた体ですこと。
私はその場に座り込み、呼吸を整えた。朝日が昇っている。あっちの鬼も倒せたんだ…。
私はフーと息を吐き、立ち上がって炭治郎達の所へ向かった。
え?何で禰豆子ちゃん日の中歩いてんの!?燃えちゃわないの!?克服できちゃったの!?すっごいね!ヤバイね!流石だね!
それから数日後、パタリと鬼の出現が無くなった。私を探している鬼の以外は。
多分鬼舞辻は今、禰豆子ちゃんを狙うのに忙しいのだろう。誰がやるものか!禰豆子ちゃんは絶対に守るんだからね!絶対に鬼舞辻なんかにあげないんだから!
んで今柱会議に出てるんだけど、痣がどうのとかそれを出すだとか言ってる美人のあまねさん。
痣…ねぇ…あの時確か、めっちゃ怒ってて体熱くてーって感じだったな。
あまね「竈門炭治郎隊士の他霧柱の時透様、恋柱の甘露寺蜜璃様、狐柱の天狐A様呑み痣が発現しております。何卒その時の事をご説明頂けないでしょうか?」
炭治郎は上手に説明出来なかったようだ。んで、同じタイプの蜜璃ちゃん。可愛いなぁ!
しかし、痣が発現したの全く知らなかったな。怒りに任せて、底力を出したって感じだったし。
94人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月夜美(プロフ) - お褒め頂きありがとうござります!しかし自身が持てぬのでござる(泣) (2019年7月19日 23時) (レス) id: db3d26a702 (このIDを非表示/違反報告)
大福の神(プロフ) - わいからしたら充分画力があるでごさる (2019年7月19日 22時) (レス) id: 13ce12324c (このIDを非表示/違反報告)
月夜美(プロフ) - ありがとうございます!面白いと言っていただけてとても嬉しいです! (2019年7月19日 17時) (レス) id: db3d26a702 (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年7月19日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
月夜美(プロフ) - 毎度毎度申し訳ありません…ありがとうございます (2019年7月17日 10時) (レス) id: db3d26a702 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月夜美 | 作成日時:2019年7月17日 0時