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あれから直ぐに柱会議が開かれた。
鬼舞辻が私を探している事が主にだったけど。
なんで探してんだろうね!こっちも探してるからお互い様だけどね!
あ「そういや、ねぇ炭治郎。鬼舞辻ってどんな姿してんの?」
何故か柱会議に召喚されている炭治郎に問いかけると、炭治郎はうーんと頸を捻った。
何まさか覚えてないとか?いや、炭治郎に限ってそれはないな。じゃ何で考え込んでるんだ?
炭治郎「顔色が悪くて」
あ「ほぅ」
炭治郎「青年のような顔で」
あ「ふむふむ」
炭治郎「帽子被ってる」
あ「んー。…だけ?」
炭治郎「うん」
あ「…炭治郎…もしかして逆上してたから顔以外の特徴覚えてないとか言わないよね?ね!?」
というと頷かれた。皆溜息ついた。炭治郎…しっかり者だけど変なとこ抜けてるわ…。
暫くして会議が終わり、実弥は炭治郎を睨み伊黒は義勇にネチネチ言っているのを傍観しながら自分の屋敷に帰った。
あ「ただいまー…。あれ?婆や?」
可笑しいな…いつもならもう現れてるのに…。いや、いつも可笑しいんだけどね!?
何度呼びかけても、婆やから返事が帰ってこない。
部屋に居るのかな?と思っていたらキヨが奥から一生懸命走っている姿が見えた。
可愛い!何あの走り方!そんな必死に走らなくても良いのに。
キヨ「はぁ…はぁ…A…様お帰りなさいませ!」
あ「うん。ただいま。この屋敷無駄に大きいからね。そんな必死に走らなくても良かったんだけどね」
と言いながら尻尾でキヨの頭を撫で、靴を脱いだ。
キヨ「婆や様に修行して頂いてるんです!」
あ「へ?修行?何の?」
キヨ「全ての行動が早く出来る修行です」
あ「いやあれは桁違いだからね!婆やに追いつけるの私くらいだからね!?そんな修行しなくて良いから!危ないから!てかまたいきなり現れてるし!何でキヨにそんな修行してんの!って怒ってんの!?何その顔可愛いんだけど!90歳のおばあちゃん可愛いんだけど!」
で婆やから聞いた結果、キヨがここに来た時いきなり現れた婆やに驚き、うん私も驚いてたから分かるよう。いつの間にかいろいろ用意していたり、家事も素早く終わっているのを見て感動し教えてほしいと申し出たそうだ。
キヨはキヨのままで良いのに…。まぁやりたいって事らしいし?止めないけど…。
そして、一生懸命素早く動きながら用意しているキヨを眺めながら私は尻尾のブラッシングをした。
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月夜美(プロフ) - お褒め頂きありがとうござります!しかし自身が持てぬのでござる(泣) (2019年7月19日 23時) (レス) id: db3d26a702 (このIDを非表示/違反報告)
大福の神(プロフ) - わいからしたら充分画力があるでごさる (2019年7月19日 22時) (レス) id: 13ce12324c (このIDを非表示/違反報告)
月夜美(プロフ) - ありがとうございます!面白いと言っていただけてとても嬉しいです! (2019年7月19日 17時) (レス) id: db3d26a702 (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年7月19日 11時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
月夜美(プロフ) - 毎度毎度申し訳ありません…ありがとうございます (2019年7月17日 10時) (レス) id: db3d26a702 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月夜美 | 作成日時:2019年7月17日 0時