百十八話 ページ27
獪岳「雷の呼吸。弍ノ型。稲魂!」
ひょわ!かっちょいい!獪岳かっちょいい!
でもさ!なんで受け止めてくれなかったのかな⁉地面にそのまま落下してお尻打ったんですが⁉
尾骶骨超痛い!
獪岳「間抜け」
あ「ぴえん!」
ふと、村田さんの方を見ると触手に囲まれ危機的状況になっていた。そして、私たちも。
私は薙刀を構え、再び呼吸を整えた。
あ「水の呼吸。拾ノ型。生生流転!」
全ての触手を切り落とし、鬼の首を切ろうとした瞬間ぶあっと鬼の体から触手が出てきた。
鬼「食う!食う!食う!」
私は瞬間移動で触手から逃げた。今度はちゃんと触手が居ない場所に逃げた。
触手邪魔だなぁ…。封じるか。
あ「呪術。呪縛!」
鬼「動けな…い…」
よし!触手も本体も動きを止められた!
獪岳「雷の呼吸。参ノ型。聚蚊成雷!」
村田「水の呼吸。参ノ型。流流舞い!」
ワォ!獪岳めっちゃかっこいいね!技の迫力素敵!
村田さん…は…うん。かわいいよ!とってもかわいいよ!
んで、獪岳のおかげで鬼の首は切り落とされ、任務は終わった。
結局十二鬼つきでもなんでもなかったな…。ただの雑魚鬼だったわ。
まぁ…透明になる血鬼術を持っていたし、触手も無数生えてる異形の鬼だったから厄介ではあったけどね。
私は解放された隊員たちの怪我を見て治療した。
全員骨折してたし…かわいそうに…私が腐ってる間も締め付けられてたもんね…ごめんなさい。
隠しの人達が到着し、私は怪我を治療したと説明し獪岳のそばへ向かった。
獪岳「んだよ」
あ「一緒に帰ろ!」
獪岳「なんでだよ…」
あ「良いじゃん!帰ろ!」
村田「Aお面ないけど…大丈夫なのか?」
あ「あ」
大丈夫じゃない!どうしよう!薔薇が咲いている女がいたら目立っちゃうじゃない!無理よ⁉
獪岳「ほらよ。これで良いだろ」
と言って手ぬぐいで薔薇を隠してくれた。うれちい!
私はお礼に胸元こんにちは隊服は頑張って魔法で直しました!目に毒だったんでね!ついでに村田さんの隊服も直しました!
獪岳「そういえばお前、雷の呼吸使えるんだな…他の呼吸も使っていたようだが」
あ「あーうん。全ての呼吸を使えるよう鬼畜修行したからねぇ…本当に辛かったよ…」
と遠い目をしていたら、村田さんが苦笑した。
獪岳「…」
あら。怖い顔。なんでだっけ…えーっと…あ!そうだった!獪岳壱ノ型使えないんじゃん!あー…無神経な事しちゃったかしら....。
もぅ…私のバカァ…。
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月夜美(プロフ) - 桃雲さん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年12月1日 16時) (レス) id: d54d80dc9c (このIDを非表示/違反報告)
桃雲 - 初コメ失礼します!この作品、とても面白いです!いつもわくわくしながら読んでます!体に気をつけて、更新、頑張ってください! (2020年12月1日 16時) (レス) id: 145e1f75d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月夜美 | 作成日時:2020年11月27日 19時