検索窓
今日:21 hit、昨日:4 hit、合計:66,325 hit

百六話 炭治郎視点 ページ15

やっと俺達は蝶屋敷に着き、ゼーハーと息の音をさせながら中へ入った。

先に来ていた煉獄さんのおかげで、Aは適切な治療を受け今は病室で眠っているとしのぶさんが教えてくれた。

だが、熱も高く安静にしていないといけないと言うことでお見舞いなどは控えるよう言われた。

煉獄さんは少々ごねていたが、しのぶさんのお姉さん…カナエさんに怒られ渋々帰っていった。

俺達はしのぶさん達のご好意で泊まらせて頂いた。

そして、3日経ったが未だにAは目を覚まさず・・・熱もまだ引かないそうだ。

俺は心配になり…Aの病室へ足を運んだ。

面会や見舞いはダメだと言われていたけど…どうしてもAの顔が見たかった…。

未だに目覚めないA…声を聞きたい…話がしたい…。

そう思っていた時、さっきまでAの匂いがしていたのに、いきなり匂いが消えた。

俺は素早くドアを開けると、ベッドに寝ていたはずのAがどこにも居なかった。

窓は閉め切っていた。ドアの前には俺が居た。と言うことは…Aは目を覚まして…どこかへ行った…と言うことか…。

目を覚ましたことはとても嬉しかったが、黙ってどこかへ消えたことに腹が立った。

俺達がどんな思いでいたと思っているんだ。

そしたら、善逸がやって来てAの音が聞こえなくなったと言った。

俺は事情を説明し、しのぶさん達に報告した。

そして、数秒後Aの病室に柱の皆さんと俺と善逸、伊之助が集まりAが戻ってくるのを待った。

Aは多分家に帰ったはずだ。いきなり光った薔薇のことについて、本当にいるのか分からないが神様に聞きに行ったのだろう。

だからと言って、黙って出て行くことはないだろ!皆心配していたと言うのに!薄情者だぞ!

まぁ…Aは少々頭が足らないからな…とりあえずの勢いで行ったんだろうな…。

そして、数分後にAは普通に戻ってきた。で、はたっと動きを止め周りを見渡し状況を理解したのか青ざめた顔をしていた。

しのぶさんに何処に行っていたのか聞かれたAは、変な声を出し怯えながら応えた。

そして、俺の予想通りAは家に帰り神様に薔薇のことについて聞きに行っていたようだ。

しのぶさんが、教えてくれたのかと聞くとAは教えてもらったと応えた。そして、言うのを忘れていたことを謝られたと言っていた。

うっかりやな神様だな…。

百七話 炭治郎視点→←百五話 炭治郎視点



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
152人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 竈門炭治郎   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

月夜美(プロフ) - 桃雲さん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年12月1日 16時) (レス) id: d54d80dc9c (このIDを非表示/違反報告)
桃雲 - 初コメ失礼します!この作品、とても面白いです!いつもわくわくしながら読んでます!体に気をつけて、更新、頑張ってください! (2020年12月1日 16時) (レス) id: 145e1f75d7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:月夜美 | 作成日時:2020年11月27日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。