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三十八話 義勇視点 ページ7

柱合会議は終わり、Aに柱になる様言い続けるという事が決まった。

確かに、十二鬼月…下弦だが苦戦せず倒し、鬼殺隊最強である悲鳴嶼殿をも超える戦力、それは柱になるべき者の力だ。

なのに、彼女は柱になることを断っているらしい。

なぜ断っているのかは、分からないがいずれ柱になる事を承諾してくれるだろう。

だってAは、俺の大切な姉さんを助け、俺の大切な親友の錆兎を助けてくれた。

それに、鱗滝先生が大切にしていた真菰も助けてくれたんだ。

Aには鬼殺隊を支える柱となる資格がある。

ご病気で、長く生きられないお館様の病気すら治したんだ。

謙遜する必要もない。誇ればいい。その力を皆の為に使うなら、柱になって損はない。

俺はそう思った。

錆兎「でも、あの薔薇は綺麗だったな。Aが綺麗だからだろうな」

真菰「そうだね。あんなに綺麗な薔薇は見た事ないなぁ」

と二人は話した。

確かに、面を取ったAの顔は可愛らしく綺麗な顔立ちだった。

肌も色白で、だから左目に紅く綺麗に咲く薔薇は一層綺麗だった。

隠すのがもったいないくらいなのだが、Aはその薔薇を隠そうとしていた。

目立つから嫌なのだと、だから面を付けていたのだと言った。

まぁ、確かに目立つし鬼殺隊としてはあまり騒ぎを起こすのは好ましくない。

それでも、やはり勿体無いしその可愛らしい顔を面で見れないのは少し残念だ。

だが、その面でよからぬ虫が付かないから違う意味では隠していた方が有難い。

Aは可愛らしいから、誰かに付き纏われてしまうかも知れないし、なんか危なっかしい。

守りたくなる感じだ。

そう…守りたいんだ…。初めて会った時はそうは思わなかったし、まさか錆兎が言っていた女が実在しているとは思っていなかった。

だが、今一度再会し面を外したAを見て俺は心から守りたいと、そう思ったのだ。

彼女はたった一人で、過去へ行き俺の家族や親友、他のもの達の大事で大切なものを守り鬼と戦った。

それは、辛い事だし大変なことのはずだ。

だが、Aは誰にも言わず誰にも頼らずたった一人でそれをやったのだ。

俺は心配になった。Aは、きっと一人で全てをやろうとするだろう。きっと一人で、皆を守るために行動をしていくのだろう。だが、それはいつかAが潰れてしまうのではないかと…そう不安になった。

俺は、Aが大切なんだ。だから、失いたくない。絶対に。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 竈門炭治郎   
作品ジャンル:恋愛
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月夜美(プロフ) - ルナストーンさん» ありがとうございます!私はいつも模写したり神絵師様の描き方などを見て日々勉強して描いている感じです!(お話しを面白いと言っていただけて大変嬉しいです!ルナ様も体調管理に気をつけて下さいね!私も頑張って更新させて頂きます!) (2020年11月18日 17時) (レス) id: 136839ed56 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - どうやったらそんなに絵が上手くなるのですか…?!教えてくださぁぁぁいっっっ!! (毎日、『凄い!面白い!が柱とかまぼこ隊夢主さんと今後どうなるのか楽しみっ!』と思いながら見ております!これから更新頑張ってください!今の時期、体調を崩されないように) (2020年11月18日 17時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
月夜美(プロフ) - サヤさん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年11月13日 20時) (レス) id: 814e567811 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2020年11月10日 21時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月夜美 | 作成日時:2020年11月5日 17時

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