【愛されたかった】掴めない空【短刀】 (ページ2)

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？「お目覚めか？」ページ2

「な……でっ…………お……がっ!!」

誰かの声が聞こえた気がした

自然と瞼が開かれる

「ここ…は？」

どうやら白い布に包まれて寝ていた様だ

ぼーっとそんな事を考えていると

？「起きたのか？」

横から声が聞こえた。

ん？横から？

「っっ？！」

あまりの驚きで肩が震えるのが分かった

…不意打ちは苦手だ。

？「あー、すまん。驚かせるつもりは無かったんだ」

そこにいた少年は

なるべく怖がらせないようにするためか

控えめに笑顔を見せ、

何もしませんよーの合図をして見せた。

？「身体に異常はないか？………

『不動』」

………『だれのことだろう』

思わずコテンッと首を傾げると

少年から微かな殺気を感じた。

「ごめんなさい……っ」

だめだ、怒らせては…

『またあんなことに』

？…『また』って何？

？「っ!!すまねぇ、頭冷やしてくる」

そう言って少年は部屋から出ていった

…ココの場所、聞き忘れちゃった