【呪術廻戦】謹慎処分くらってましたが何か？2

第54話 ページ26

悟「凛ちゃんさ。○山龍牙を殺せるの？」



何を言い出すかと思えば…




『愚問ですね。そんなくだらない事をわざわざ聞きに来たんですか？だったら答えはyesです。これで満足ですか？なら私は行きますよ。』



何か機嫌悪いしさっさと離れた方が得策だ。



悟「そっか、なら安心安心。」



そう言うと、歩き出していた私を後ろから抱きしめる彼。


その行動に私はギョッとする。



『ちょっ…』



悟「凛ちゃんが惚れた相手を二度も殺せるイカれたやつで良かったよ。」



は？




背筋が一気に凍った気がした。それくらい彼が発した言葉に驚きを隠せない…


この人今なんて言った？



『今…なんて』



悟「えー？聞こえてたでしょー？あぁそれとももう一回言ってほしいの？」



自然と体が震えてしまう。逃げろと私の本能が言っている。


だが、震える体はいうことを聞いてくれない。




悟「もし、凛ちゃんが殺せないなんて言ったら僕…凛ちゃんのこと殺してた。」



彼は本気だ…




悟「凛ちゃん好きだよ。ずっと前から」



前からって…会ったのはつい最近のはず…



『いっ⁉』



項に顔を埋められたと思ったら鋭い痛みが私を襲う。


反射的に彼を突き飛ばすと彼は案外、簡単に離れた。ジンジン痛む項に触るとドロッとしたものが手につく。



『アンタどうかしてる…』



ニコッと口角を上げる彼を見て、鳥肌が立つ。生徒達の所に行く前に家入さんの所に行こう。



悟「それはお互い様だろ。」

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