43話 ページ43
ゴムボートの上に着地したルパンとコナンと愛梨は、月明かりに照らされた海をゆらゆらと漂っていた。
ルパンは、「あ〜あ」と頭の後ろで手を組み、ボートにもたれた。
ルパン「結局すべては海の底ってヤツか……オレの嫌いなパターンだ」
ルパンは向かい合ったコナンと愛梨が何やら顔をほころばせているのに気づいた。
ルパン「気持ち悪いな……なんだそのニタニタした面は……」
コナン「あんただって同じ顔してるじゃねーか」
コナンはルパンと同じポーズをとり、愛梨は夜空に浮かぶ月を眺めた。
愛梨「くすぐったいんだよ。人のために何かするのって……まるで心の奥を泥棒にこじ開けられたみたいで……」
ルパン「バ〜〜〜カ」
ルパンがしらけた目でコナンと愛梨を見ていると───突然、穏やかな海に波が立ち、黒い潜水艦が浮上した。
コナン,愛梨「こっ……この潜水艦は……」
見覚えのある潜水艦にコナンと愛梨がたじろぐと、
ルパン「ウフフフ〜♪いやな思い出か〜」
ルパンが意地悪そうに笑った。
不二子「ハ〜イ♡元気だった?ボクたち〜♡」
案の定、ハッチから不二子が出てきて、コナンと愛梨は、「うわっ」とゴムボートに隠れた。
ルパン「おめぇら、ホントに何かあったのか?」
コナンと愛梨のリアクションに、ルパンが、まさか…と疑いの目で見る。
すると、ハッチから次元、五ェ門、灰原が出てきた。
次元「プハ〜、せめーとこは嫌いだぜ」
五ェ門「まったくでござる」
哀「やっぱりしぶとかったわね」
灰原の声を聞いて、コナンと愛梨は顔を上げた。
愛梨「哀、あんたも一緒だったの?」
哀「何その言い方……私がいなかったら羽田で黒コゲだったわよ」
灰原がムッとすると、不二子は「そうね」とニッコリ微笑んだ。
不二子「この子がお願いを聞いてくれなきゃ、撃ってたわ〜♪」
愛梨「お願い……?」
愛梨がきょとんとする。
コナンは、ああ…と思い出したように灰原を見た。
哀「あら、何のことかしら?」
不二子「ちょっと……裏切るつもり!?」
不二子は眉をつり上げると、灰原はフッと微笑んだ。
哀「裏切りは女のアクセサリーなんでしょ?」
自分で言ったセリフをまんまと返されて、不二子はぐうの音も出なかった。
ルパンが「グフフフ〜♪」と笑い出すと、不二子のパンチが飛び、
ルパン「あら〜〜〜〜!」
ルパンは潜水艦から落ちていった───。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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あずきいろ
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わー(プロフ) - 異次元の狙撃手も業火の向日葵も頑張って下さい☆ (2016年8月29日 23時) (レス) id: 27239b8c75 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる - 同じく異次元の狙撃手希望です!第一今のアンケートでは異次元の狙撃手が多いのでお願いします (2016年8月24日 14時) (レス) id: 519e2fcdcb (このIDを非表示/違反報告)
わー(プロフ) - 次の作品も頑張って下さい! (2016年8月23日 0時) (レス) id: 27239b8c75 (このIDを非表示/違反報告)
ラブライブ - わーさん» 同感 (2016年8月17日 18時) (レス) id: 519e2fcdcb (このIDを非表示/違反報告)
わー(プロフ) - 更新お願いします☆ (2016年8月9日 23時) (レス) id: 8cf7868275 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さきっち | 作成日時:2016年7月31日 23時