24話 ページ24
エミリオ「騒ぎを知ってるスタッフには謝っておこうと思って」
クラウディア「そ、そうね。それがいいわ」
ドアを開けたエミリオは近くにいたコナンと愛梨に軽くウィンクした。
エミリオの演技に、ちょっとやりすぎじゃないか?と思いながらコナンと愛梨が見送ると、狐につままれたような表情をしていたクラウディアが小五郎を振り返った。
クラウディア「毛利さん!いったいエミリオに何て言ってくれたんですか?」
小五郎「エッ?ハッ?ホッ?」
身に覚えのない小五郎は一瞬とまどったが、すぐに、オホン!と咳払いをして、
小五郎「まっ……大人としての常識かな」
と渋く決めてみせた。
サクラサクホテルのロビーで、愛梨は灰原に電話をかけた。
少し離れた正面のソファでは、次元も携帯を手にしている。
愛梨「あの子たち携帯切ってるよ」
コナン「そこにいるのか?」
哀『みんな明日に備えて早く寝るって。博士はもうグッスリよ』
灰原の思いがけない発言にコナンと愛梨は嫌な予感がして、正面の次元を見た。
「まさか!」コナンと愛梨が叫ぶ。
『まさかね』灰原がきっぱり答える。
コナンたちの正面に座って五ェ門に携帯をかけていた次元は、二人が自分に向かって指差しているのに気づいた。
次元「あいつらがまっすぐこっち指差してるんだけど……まさかか?」
五ェ門『まさかでござる……』
携帯を切った次元は、“せきにんとってね”と書いたパネルを掲げて二人に見せた。
サクラサクホテルから出てきたコナンと愛梨と次元は歩道で立ち止まり、向かい合った。
次元「残念だけど、ここまでだな」
言葉とは裏腹に、次元が嬉しそうな顔をして言った。
次元「おめぇらのおかげでボディガードもクビになったし、これ以上一緒にいる必要はねぇってことだ。じゃあな」
次元がクルリと背を向けて歩き出すと、コナンと愛梨が「あ〜ん!」としゃがみ込んだ。
コナン「ボクたちの友達にヒドイことするんだ〜!」
次元は立ち止まることなく、「ハァーン!いつまでも同じことやってろ、毎度のってもらえると思うなよ。大人だぞ」とせせら笑った。
すると、泣き真似をしていたコナンと愛梨がスクッと立ち上がった。
コナン,愛梨「ドロボーーーーー!!」
と叫ぶと、次元が慌ててすっ飛んできて、コナンと愛梨のえり首をつかんだ。
次元「てめぇら!まんま叫びやがって!体が反応するだろー!!」
愛梨「見て見て、ルチアーノさんの情報届いたんだけど〜」
次元「聞いてんのかい!!」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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あずきいろ
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8
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わー(プロフ) - 異次元の狙撃手も業火の向日葵も頑張って下さい☆ (2016年8月29日 23時) (レス) id: 27239b8c75 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる - 同じく異次元の狙撃手希望です!第一今のアンケートでは異次元の狙撃手が多いのでお願いします (2016年8月24日 14時) (レス) id: 519e2fcdcb (このIDを非表示/違反報告)
わー(プロフ) - 次の作品も頑張って下さい! (2016年8月23日 0時) (レス) id: 27239b8c75 (このIDを非表示/違反報告)
ラブライブ - わーさん» 同感 (2016年8月17日 18時) (レス) id: 519e2fcdcb (このIDを非表示/違反報告)
わー(プロフ) - 更新お願いします☆ (2016年8月9日 23時) (レス) id: 8cf7868275 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さきっち | 作成日時:2016年7月31日 23時