-6- ページ38
もはや脅迫のような交渉で、ブリュレはしかたなく麦わらの一味を助けたのだ。
ルフィ達と別行動を取ろうと思っていたオーブンとブリュレだったが、結果としてこの場に集合することになってしまっていた。
チョッパー「ルフィー!Aー!」
ナミ「A!」
チョッパーとナミが跳ねるように駆け寄ってくる。
『ナミ!』
走り寄ってきたナミを抱きしめたAは、ケガがないか体を見下ろした。
『よかった……どこも怪我はなさそうだね。』
ナミ「ええ!」
『ロビンも無事でよかったよ。』
ロビン「ええ、ありがとう。」
後ろで自分たちを見守っていた黒髪の美女に笑いかければ、微笑み返してくれた。へにゃと表情を崩すAに、カナが歩み寄る。
カナ「カナは？」
『無事だな。』
カナ「雑じゃね!!?」
やっと相棒と再会できたというのに雑な返しにカナがぎゃあぎゃあと騒いでいると、駆け寄ってきたチョッパーとサニー号、サニーくんが「ゴン!」とぶつかる音が聞こえた。
サニーくんは大好きな一味を見つけてうれしくなり、思わず走り出してしまったのだ。
ゾロ「なんだこりゃあ？」
ゾロが眉間にシワをよせる。
ルフィ「サニー号だ。」
ルフィが当然のように言うが、一味は「は？」と首をかしげた。確認するようにAへと視線を向けると、彼女も頷く。
すると不思議なことになれっこな麦わらの一味は、すぐに気を取り直してサニーくんにむらがった。
ナミ「かわいー!」
フランキー「どんな改造しやがった!?」
ナミやフランキーがさわぐのを横目に、コビーがロビンに視線をむけた。
コビー「ロビンさん、ウタを止める方法はわかりましたか？」
ロビン「昔の記録によると、ウタウタの世界に取りこまれた者は自分の力で現実に帰ることはできない。絶対に。」
ロビンの言葉に、その場にいた全員がおどろきの表情を見せた。
ロビン「ただし、“ウタウタの実”の能力者が“トットムジカ”を使えばチャンスは訪れる。」
ルフィ「“トットムジカ”？」
ルフィが不安そうにその単語を口にした。
Aがピクリと眉を動かす。
ロビンん「古代からつづく人の思いの集合体。さびしさやつらさなど、心に落ちた影。魔王と呼ぶときもある。」
コビー「それは兵器なんですか？」
コビーが真剣な表情でたずねる。
ロビン「触れてはならないもの……としか読み取れなくて。」
ロー「そのタブーを“ウタウタの実”の能力者が使ったとき、どんなチャンスが？」
ローの質問にロビンが答える。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 387人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
巫缶 - 歌姫VS歌姫…ニヤニヤが止まりません…更新好きなとき頑張って下さい！ (2022年9月20日 22時) (
レス) id: 926dc0c43f (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - 時雨さん» ですよね！？小説ではスペードって書いてあったのでそのまま書いてしまいました……(泣)ありがとうございます！ (2022年9月19日 11時) (レス) id: 47ec2d84ad (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - 琳さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年9月19日 11時) (レス) id: 47ec2d84ad (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - さくにょさん» うわぁ〜！ありがとうございます！頑張ります！ (2022年9月19日 11時) (レス) id: 47ec2d84ad (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - chiiinoさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年9月19日 11時) (レス) id: 47ec2d84ad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さきっち
| 作成日時：2022年9月15日 16時
