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……と、そこへ野良犬がすごい勢いで突進してくる。
ウタは残りを口に詰めこんでAと共に逃げられたものの、ジュースに夢中なルフィは犬の存在に気づいていない。
犬「ウウワンワン!」
ルフィ「ブゥフゥワァーー!」
犬に激突されて吹っ飛ぶルフィ。
ヤソップ「だァー!また同じ手にかかりやがった!」
赤髪海賊団の狙撃手、ヤソップが天をあおぐ。
マキノは「ルフィ!」と吹っ飛ばされたルフィへと駆け寄った。
ウタ「大丈夫〜？」
『ルフィ？』
想像以上に吹っ飛ばされたルフィを見て、ウタとAが心配そうに声をかける。
ルフィは泥まみれになりながら歯を食いしばった。
ルフィ「まだ……決着はまだついてねェ!」
ウタ「出た、負けおしみィ。」
ルフィ「ズルしたお前の負けだ!」
手をバタバタさせながらさわぐルフィに、ウタは胸を張って反論した。
ウタ「わたしは海賊!ずるいも何もないの。真剣勝負で気をぬいたあんたがガキなだけしょ!?」
ルフィ「お前だってまだシャンクスに海賊だって認められてないくせに!」
ウタ「うるさい!わたしはシャンクスの娘だよ!あんたとちがってもう何年も一緒に船に乗って冒険してる!すっごーーーい差があるんだ!」
ルフィ「ない!」
ウタ「ある!」
ルフィ「だったら!海賊らしく戦って勝負だ!」
ルフィが勇ましく足を踏みならすと、ウタも負けじとコブシをにぎりしめる。
ウタ「のぞむところよ!」
『ちょっと二人とも……』
やめなよ、とAが声をかけるが、聞く耳をもたない。
ルフィ「うおーーー!」
ウタ「わーーー!」
腕をふりまわしながら近づく両者に割って入ったのは、シャンクスだった。Aに助けてと視線を向けられた彼は剣の柄で二人の頭をコンと小突くと、さとすように言った。
シャンクス「いいかげんにしろ。Aも困ってるだろ。」
海賊同士の真剣勝負を邪魔されたウタは、シャンクスに言いかえす。
ウタ「子どもに剣を使うなんて海賊の風上にも置けないぞ、シャンクス!」
この言い草に、シャンクスは思わず笑みがこぼれる。
シャンクス「ばか。今のは愛のムチってやつだ。」
ルフィ「ムチじゃなくて剣だったぞ。」
ルフィがすかさず抗議する。
一方のウタは照れたように体をクネクネさせていた。
ウタ「も〜愛だなんてェ。わたしを愛してるってことシャンクス〜ん♥」
ルフィ「ん〜シャンクス〜!」
ルフィとウタは、座りこんだシャンクスをつかみ、じゃれるように背中へと登っていく。
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巫缶 - 歌姫VS歌姫…ニヤニヤが止まりません…更新好きなとき頑張って下さい！ (2022年9月20日 22時) (
レス) id: 926dc0c43f (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - 時雨さん» ですよね！？小説ではスペードって書いてあったのでそのまま書いてしまいました……(泣)ありがとうございます！ (2022年9月19日 11時) (レス) id: 47ec2d84ad (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - 琳さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年9月19日 11時) (レス) id: 47ec2d84ad (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - さくにょさん» うわぁ〜！ありがとうございます！頑張ります！ (2022年9月19日 11時) (レス) id: 47ec2d84ad (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - chiiinoさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年9月19日 11時) (レス) id: 47ec2d84ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2022年9月15日 16時
