第130話 ページ32
しらほしに懐かれている分自分が守らなければと謎の使命感に駆られているAが、いつも通りの決まりセリフを言うブルックに容赦なく足蹴りを喰らわせ、そんな彼女にカナはツッコミ、ルフィからの質問に遠い目をして答える。
サンジは自分のしたことをアピールしたがナミに軽く流されてしまう。そんな彼に口を出したゾロだが自力で出口まで行ったのではなく、助けたからだとパッパグにツッコまれていた。
その横でロビンとチョッパーはのんきに会話をし、フランキーの新兵器に目を輝かせるウソップ。
こっちでやいやいあっちでわいわいと麦わらワールド全開の彼らに、ダルマは「無視された!!!」と叫び、ゼオは「わざと小さな声で言ったからな!!」と見栄を張っていた。
小さな声でも大きな声でもどっちでもいいが、あの状態の麦わらの一味にはどのみち聞こえていないだろう事だけは確かである。
ルフィ「“よわほし”の奴危ねェぞ。」
ジンベエ「捕まった事自体計画外じゃ…一人逃がすのもな。」
カナ「あぁ、まあこの状態じゃ危ないかもね。」
ルフィとジンベエとカナが話す横で、「A!見てよ、ちゃんと書状盗んだんだから!」『ハイハイ、ナミの盗みの実力はみんな知ってるって。』とグイグイと書状をAに見せつけるナミとそんな彼女の頭を撫でるAがいた。
ナミはAの言葉に大人しく頭を撫でられながら、「それもそうね。」と頷き、「はいコレ書状!」としらほしに渡した。身を屈ませたしらほしがナミから書状を受けとる。
しらほし「ありがとうございます皆様…!!───これはお母様が残して下さった魚人島の希望…!!……え？ルフィ様…今わたくしの事…」
ルフィの呼び方が変わっていることに気づいたらしい。
しらほし「今までわたくしの事“よわむし”と……」
ルフィ「ああ。くわしくは知らねェけど、お前思った程弱虫じゃなかった。」
しらほし「え。」
何度Aが訂正させても直さなかったので途中からAも諦めていたのだが、メガロの中で全てを聞いていたルフィは彼女の呼び方を変えたのだ。Aとカナもルフィがしらほしと出会った頃からずっと“よわむし”と呼んでいたのを知っている為、笑みを浮かべている。
ジンベエ「その通りじゃ、しらほし姫……辛かったのう、何年も……!!」
ジンベエの言葉にしらほしは視線を落とした。
しらほし「申し訳ございません。わたくしが勝手に真実を胸の内に隠していたばかりに…」
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M.U(プロフ) - 続き待ってます。この前の編も気になるのでできれば書いてください楽しみに待っています！ (2022年9月1日 16時) (
レス) @page35 id: 7180e9f6e4 (このIDを非表示/違反報告)
さくら姫 - ドレスローザー編を早くやってほしいです。更新頑張ってください (2021年8月1日 15時) (レス) id: f0b1c73d73 (このIDを非表示/違反報告)
さくら姫 - 続き待ってます。更新頑張ってください (2021年5月28日 21時) (レス) id: 6a44754493 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - お久しぶりです。戦闘シーンの文章のボキャブラリーがいつも豊富で尊敬しています。 (2021年4月6日 9時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - こちらにコメント失礼します！導きの桃龍の更新の予定はないんでしょうか？泣すごくすごく面白くて定期的に読み返してます！ぜひまたかいてくれると嬉しいです(o^^o) (2021年4月4日 19時) (レス) id: 2782a43946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2021年2月12日 19時
