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地面に倒れたまま怒鳴り散らそうとしたバギーをギロリとにらむAと、その後ろで怖い顔とドス黒いオーラでバギーを見るサボに、だんだんと声を小さくしてバギーは黙り込んだ。
『つづけて？』
バギーを黙らせたAが、にっこりと笑ってローに話をうながした。
その後ろにいたサボもローに視線を向ける。
似たもの兄妹にローは顔をひきつらせながら話を続けた。
ロー「チャンスは一度だ。ヤツの一撃は島を割る。失敗したら命はねェ。」
スモーカー「海賊の戯言に命張れってのか!ふざけんじゃねェ!」
ロー「だが、他に手はねェ。」
スモーカー「話にならねェ!」
そう吐きすてるスモーカー。サボはじっと黙っている。Aはそんなサボを見上げた。
『サボ？』
サボ「ん？」
にっこりと笑うサボに、Aは何とも言えなくてただ、えへっと笑ってみせると、サボは可愛い妹の姿に胸を押さえながらデレデレとした顔で彼女の頭を撫でた。
その様子を見てローは、思う。
ロー「(あの
ルフィもサボも、Aには弱く、そして溺愛である。
もはやこのメンバーが協力体制を敷くことはないだろう。
……と、思ったそのときだった。
ルフィ「うおおおおお!」
みんなの上空を、
スモーカー「ありゃあ……」
スモーカーが顔をしかめると、Aが嬉しそうに見上げた。
『ルフィ……!』
ルフィ「うおおおおおおおおおおおお!!バレットおおおおおお!!」
ルフィはそのままバレットのもとへ飛んでいき、腕をグンと引いた。
バレット「カハハハ!生きていたか麦わら……そうこなくっちゃなぁ……」
ルフィを見つけたバレットは、うれしそうに迎撃態勢に入る。
ルフィ「ゴムゴムのぉ〜〜〜!
激しく衝突する両者のコブシ。
しかし競りあったのは一瞬で、すぐにバレットが押し勝ってルフィをぶっ飛ばしてしまった。
ルフィ「うわああああああ!」
バレット「カハハハハ!」
ルフィの叫び声とバレットの笑い声が重なる。やはりパワーの差は歴然としていた。
そのまま「ドガン!」と地面に激突したルフィだったが、その落下場所は、Aたちが居る場所だった。
スモーカー「てめェは一体何してんだ!」
落下するルフィに激突されたスモーカーが声を荒げる。一方サボはAを庇うように抱きしめながら楽しそうに笑った。
ローはいち早く危機を察知し、すばやく避けていた。
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さきっち(プロフ) - ベルモットさん» この続編にアニメシリーズのURLを載せていますよ。2年後からですが…。お楽しみいただけたら幸いです (2021年1月12日 18時) (
レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - もし、よろしければアニメシリーズの方も投稿なさる事もあり得ますか？ご投稿なさった場合は読みに行きたいと思っています。 (2021年1月12日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - こんにちは、ストロングワールド編から、読み始めました。文章の繊細さ、語彙力の高さなど、尊敬したい部分がいっぱいでした。楽しく読ませて頂きました。 (2021年1月12日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - Mさん» 普通の原作沿いも最近書きたいなぁと思っております！コメントありがとうございます！！ (2020年8月18日 20時) (レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - 人見知りのヌーさん» そうなんですか！？初コメが私なんかの作品でよろしいのでしょうか……？(汗)頑張ります！！ (2020年8月18日 20時) (レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2020年7月13日 1時
