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ハンコック「!!? ハァン♡自分の体よりわらわの心配を……今生に悔いなし!」
ハンコックは男子禁制の“女ヶ島”で暮らしているため、男性に慣れていない。そしてAのようなフェミニストにも慣れていない。
しかもAは初恋の人で、最愛の人だ。
恋はいつでもハリケーン。
どんな言葉も、いいように解釈して感激してしまうのもしょうがない。
サロンの傍でしゃなりと優雅に体勢を崩すハンコック。そんな彼女の体を慌ててAは支えた。
『ちょ、大丈夫か!?』
ハンコック「はぁぁ……Aが……Aがわらわの体を……♡」
『うん、大丈夫そうだな。』
トロトロに溶けるハンコック。そんな彼女を無視して、サボがAに語りかけた。
サボ「よ、A。まーた無茶しただろ？」
『サボ!!』
パァッと顔を輝かせたAはハンコックを優しく離すと、サボへと駆け寄ってその体に抱き着いた。ぎゅーっと痛いくらいに抱きしめてくるAに、サボは嬉しそうに笑ってその体を抱きしめ返す。
サボ「ったく、ほんとにその無茶する癖は治んねェな。あんまり心配させんなよ。」
『許してよ〜。あんな奴に無傷で勝てって方が無理。』
ぐりぐりとサボの胸に頭を押し付けるAの頭を、サボはくしゃくしゃと撫でまわす。
微笑ましい兄妹の会話を遮ったのはスモーカーだった。
スモーカー「おい、舞姫ェ!麦わらはどーした!」
『あ、ケムリン……それにローまで!怪我大丈夫なの？』
サボに抱き着いたままスモーカーとローに顔を向けるA。
だんだん話に収拾がつかなくなってきた。このメンバーがまとまる姿など、想像もできない。
ロー「唯一使える戦力が全員バラバラか。」
ローの言葉にスモーカーがイラついた声を出す。
スモーカー「あァ!?」
ロー「お前ら、死にたくねェなら聞け。ヤツをあの巨体から引きりだす策がある。」
ローの言葉を聞いたサボとスモーカーとAは、ハッとした表情を見せた。
しかし、一人だけ目的のちがうバギーが会話に割って入る。
バギー「派手バカ野郎!死にたくねェから今すぐ逃げるんだろ!アホかぁぁぁ……」
『うるさい。』
サボから離れずのAにバキィッと蹴り飛ばされて、岩に当たってくずれ落ちるバギー。
バギー「こんの……派手バカやろ、ぅ……」
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さきっち(プロフ) - ベルモットさん» この続編にアニメシリーズのURLを載せていますよ。2年後からですが…。お楽しみいただけたら幸いです (2021年1月12日 18時) (
レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - もし、よろしければアニメシリーズの方も投稿なさる事もあり得ますか？ご投稿なさった場合は読みに行きたいと思っています。 (2021年1月12日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - こんにちは、ストロングワールド編から、読み始めました。文章の繊細さ、語彙力の高さなど、尊敬したい部分がいっぱいでした。楽しく読ませて頂きました。 (2021年1月12日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - Mさん» 普通の原作沿いも最近書きたいなぁと思っております！コメントありがとうございます！！ (2020年8月18日 20時) (レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - 人見知りのヌーさん» そうなんですか！？初コメが私なんかの作品でよろしいのでしょうか……？(汗)頑張ります！！ (2020年8月18日 20時) (レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2020年7月13日 1時
