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ルフィ「ウソップ!助かった。ありがとう。もう少しでおれ───」
ウソップ「ずばねェ……」
ルフィ「『!』」
ルフィの感謝に対し、ウソップの口からついて出たのは謝罪の言葉だった。
Aとルフィが視線を合わせる。
ウソップ「ほんどうに大事なとぎに……おれは役に立だねェ……全然強さが足りねェ……ぢくじょおぉお……!!みんな……ずまねェ!」
それだけ言うと、ウソップはその場にうつぶせに倒れてしまった。
チョッパー「ウソップ!しっかりしろ!」
ブルック「ウソップさん!」
チョッパーとブルックが心配そうにウソップに駆けよる。
ウソップ「ずまねェ……ずまねェ……」
涙を流しながら、うわごとのようにつぶやくウソップ。
すると、ルフィが少し怒気をはらんだ声を出した。
ルフィ「……チョッパー、ウソップを頼む。」
チョッパー「え、ルフィ!?」
ルフィ「ちょっと待ってろウソップ……」
バレットに向かって歩きだしたルフィは、その場に立ちどまった。
そして、意識を失ったウソップに対して語りかけるように言った。
ルフィ「お前はまだ……あいつに負けてねェ!!」
遠くのバレットを「ギン!」とにらみ、足にぐっと力を入れるルフィ。
するとルフィの足元の地面が「ドン!」と破裂した。ルフィが勢いよくジャンプしたのだ。
チョッパーとブルックとAが見あげると、ルフィは“ギア
弾力で増したキック力は、空気を蹴ると空でさえ滑空できてしまう。
ルフィ「バレットぉぉぉぉぉ!!」
怒りの形相で空を飛びながら、ルフィは超巨大バレットに向かっていくのだった。
Aはそれを見送って、ひとつの瓶をチョッパーへと投げ渡す。
チョッパー「これは……」
『それ、カナに飲ませて。そしたら魔力回復するはずだから。』
チョッパー「Aも行くのか？」
『船長が行くのに、副船長が行かなくてどーするのよ。それに……』
Aはチラリとウソップを見てから、ブルックの背中にいるカナの頭を撫でた。少しずつAの体から魔力が溢れる。冷たい冷気にチョッパーとブルックはぶるぶると体を震わせた。
Aはキッとバレットをにらみつける。
『大事な仲間と相棒をこんな姿にされて、黙ってられるか。』
低く呟くと、Aはバサッと翼を広げて空へと飛び上がった。
シャランッと綺麗な音色がその場に響いた。
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さきっち(プロフ) - ベルモットさん» この続編にアニメシリーズのURLを載せていますよ。2年後からですが…。お楽しみいただけたら幸いです (2021年1月12日 18時) (
レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - もし、よろしければアニメシリーズの方も投稿なさる事もあり得ますか？ご投稿なさった場合は読みに行きたいと思っています。 (2021年1月12日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - こんにちは、ストロングワールド編から、読み始めました。文章の繊細さ、語彙力の高さなど、尊敬したい部分がいっぱいでした。楽しく読ませて頂きました。 (2021年1月12日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - Mさん» 普通の原作沿いも最近書きたいなぁと思っております！コメントありがとうございます！！ (2020年8月18日 20時) (レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - 人見知りのヌーさん» そうなんですか！？初コメが私なんかの作品でよろしいのでしょうか……？(汗)頑張ります！！ (2020年8月18日 20時) (レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2020年7月13日 1時
