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爆風に吹きとばされたルフィは、Aを抱えてなんとか態勢を立てなおして着地する。
そこへアプーが軽い足取りでやってきた。
アプー「麦わらァ♪」
ルフィ「なんだお前!Aが怪我したらどーすんだ!」
『あ、ありがとうルフィ……』
横抱きにされたAはルフィの首に腕を回しながら目の前のアプーを見た。
アプー「おめえのイカレ
独特のリズムをつけて、長い両手を忙しく動かしながら、アプーはDJのようなスクラッチのポーズをビシッと決めた。
ルフィ「A、下がってろ。お宝はおれが獲る!」
Aをおろすと笑顔でアプーを見つめ、ルフィが両手をかまえた、そのとき───。
キッド「あばよ!」
そう言ってルフィとAの頭上を飛びこえて行ったのは、キッドだった。
キッド「つぶし合ってろ、バカどもが!」
ルフィ「お前!」
アプー「チッ!」
『行くよ、ルフィ!』
ルフィとアプーが、それぞれの反応をしてキッドに視線を送ると、Aがその二人の脇をすり抜けてキッドを追いかけた。
するとそのキッドに、大きな影が「グワン」と迫ってきた。
キッド「!!」
周囲に「ガキィィィン!」という耳障りな金属音が響く。
キッドに迫っていた影の正体は、
ドレークは武器の斧でキッドを襲ったのだ。
しかしキッドも負けていない。即座に金属製の左腕でその攻撃を防いでいた。
初撃が互角に終わった両者は、パパッとたがいに距離を取った。
キッドがギロリとドレークをにらみつける。
キッド「邪魔する気か!」
ドレーク「これは奪いあいだ。邪魔して当然。」
ドレークは冷静そのものだ。キッドはその態度も気にくわない。
キッド「死にてェらしいな!」
『邪魔。』
キッドとドレークめがけて、大量の水が押し寄せた。
即座にキッドの金属製の左腕とドレークの斧がその水を切り裂く。
キッド「チッ。てめー……」
ドレーク「舞姫か。」
『悪いけど、お宝をもらうのはあたしたちよ。』
ニヤリと不敵に笑ったAがシューッと右手に水を集める。
キッド「ハッ。有名な
そう言ったキッドは、右手をふわりとかかげた。
すると、周囲に散乱していた金属や武器が、キッドの右腕にスゥッと吸いよせられていく。
みるみるうちに巨大になっていくキッドの右腕……。
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さきっち(プロフ) - ベルモットさん» この続編にアニメシリーズのURLを載せていますよ。2年後からですが…。お楽しみいただけたら幸いです (2021年1月12日 18時) (
レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - もし、よろしければアニメシリーズの方も投稿なさる事もあり得ますか？ご投稿なさった場合は読みに行きたいと思っています。 (2021年1月12日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - こんにちは、ストロングワールド編から、読み始めました。文章の繊細さ、語彙力の高さなど、尊敬したい部分がいっぱいでした。楽しく読ませて頂きました。 (2021年1月12日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - Mさん» 普通の原作沿いも最近書きたいなぁと思っております！コメントありがとうございます！！ (2020年8月18日 20時) (レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - 人見知りのヌーさん» そうなんですか！？初コメが私なんかの作品でよろしいのでしょうか……？(汗)頑張ります！！ (2020年8月18日 20時) (レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2020年7月13日 1時
