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ロー「邪魔したな……これはおれが探ってた問題……」
なおも船を出て行こうとするローに、Aが問いかける。
『そんな体でどこに行くの？』
ロー「ヤツらに……礼をしに行く!」
うつむき加減だったローが、決意の表情で前を向いたそのとき───。
ヒュ〜〜……ドォォォォン!!
砲撃音とともに、サニー号が「ズゥン」という振動に襲われた。
後続の海賊船が追いつき、砲撃を浴びせてきたのだ!
ウソップ「後ろのヤツらもう追いついてきやがった!やべェぞおい!どうすんだ!?」
『水竜の
ウソップの言葉に、Aが急いで魔力で大きな水の盾を作り砲撃からサニー号を守るようにする。
『ルフィ、どうするの？』
答えはわかっているけれど、あえて聞くAに、ルフィは不敵にニッと笑い、右手のコブシを左手でパシッと受け止めた。
ルフィ「このまま進む!!」
一瞬の迷いもない即答だった。決断力の速さにおいて、ルフィの右に出るものはいない。さらにルフィはつづける。
ルフィ「でもトラ男もほっとけねぇ!チョッパー、トラ男を頼む!」
チョッパー「わかった!」
チョッパーはすぐさまうなずいた。
きっと危険はつきまとうだろう。しかしルフィに「頼む」と言われたらチョッパーは力がわいてくる。
ロー「おい!おれは行くぞ!」
いても立ってもいられないと言った様子のローに、ロビンが落ち着いた様子で声をかける。
ロビン「なら私も行くわ。“フェスタだけじゃない”……つまり組織的な取り引きや抗争が裏で動いているということ。もしこの万博に何かのワナがあるのだとしたら、それはトラ男くんだけの問題じゃない。調べに行かせて。」
サンジ「じゃあおれはロビンちゃんのボディガードに!」
戦力を冷静に見極めたサンジが自分の行動を決めると、ブルックもつづいた。
ブルック「隠密行動なら私もおともします。」
みんなの意見を聞いて、ルフィが大きくうなずく。
ロー「おい……」
ルフィ「よし、わかった!」
たった一言。しかし麦わらの一味には、この一言で十分だった。
こうして、チョッパー、ロビン、サンジ、ブルックはローとともに行動することになった。
ゾロ「おもしれェことになりそうだ。」
不敵な表情でゾロがほほ笑むと、ウソップがあきれたように言う。
ウソップ「ってやべぇこと……だろっ。」
ナミ「お宝と関係あるかもしれないし、しっかりね。」
サンジ「了解!ナミさん!」
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さきっち(プロフ) - ベルモットさん» この続編にアニメシリーズのURLを載せていますよ。2年後からですが…。お楽しみいただけたら幸いです (2021年1月12日 18時) (
レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - もし、よろしければアニメシリーズの方も投稿なさる事もあり得ますか？ご投稿なさった場合は読みに行きたいと思っています。 (2021年1月12日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - こんにちは、ストロングワールド編から、読み始めました。文章の繊細さ、語彙力の高さなど、尊敬したい部分がいっぱいでした。楽しく読ませて頂きました。 (2021年1月12日 17時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - Mさん» 普通の原作沿いも最近書きたいなぁと思っております！コメントありがとうございます！！ (2020年8月18日 20時) (レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - 人見知りのヌーさん» そうなんですか！？初コメが私なんかの作品でよろしいのでしょうか……？(汗)頑張ります！！ (2020年8月18日 20時) (レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2020年7月13日 1時
