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26話 ページ10

『あれは犯人が仕組んだ…巧妙なアリバイ工作だったんだ。まず犯人は舞台で稽古をしている日高さんの悲鳴を録音する。そして夜、前もって緞帳をこっそり下ろし他の人間がダイニングルームにいる時間を狙って舞台の上に彼女を呼び出した。その数分後、あらかじめセットをしておいたオープンリールから日高さんの悲鳴が流れる。あたしたちはそれを聞いてこの部屋を飛び出した』


一「しかしその時日高織絵はまだ生きていたんだ」



はじめちゃんは話しながらあたしの隣の席へと戻って来て座った。
その目の前で両手を組んで肘をテーブルについていた警部が「ちょっと待ってくれ金田一君、鈴蘭さん」と口を開く。



剣持「そのテープの悲鳴が劇場のスピーカーから出たなら当然日高さんに聞こえてたはずだろ?なんでそこでじっとしてたんだ」


一「緞帳ですよ。あの舞台は緞帳を下ろしきった時、客席側のスピーカーの音が一切聞こえないんです。昨夜、美雪に立ち会ってもらって実験済みです」



はじめちゃんのその言葉に、美雪が警部に向かって頷く。
すると警部は納得したように頷き返してくれた。



『日高さんを探すフリをしてダイニングルームを飛び出した犯人はその足で劇場に直行する』



緞帳の裏、舞台の上で劇の練習をする日高さんの上にある照明器等を繋ぐロープを切ると、重力に従ってそれは真下にいる日高さんに落ちていく。
照明器等の下敷きになった日高さんを確認して、犯人は舞台の横にあるブザーを押したのだ。



『そして犯人はみんなの注意を引くため開幕ベルをならし、あたかも今来たかのようにみんなに紛れて現れる』


剣持「そのトリックが本当だとしたら、確かに全員にアリバイがなくなる」



警部が頷きながらそう言うと佐木君が椅子をガタッと引いて立ち上がった。
すぐにはじめちゃんが言う。



一「動くな」


佐木「トイレです…」


一「わりぃけどちょっと我慢してくれ」



はじめちゃんが言うと佐木君は頷きながら再び座った。
それを確認してはじめちゃんが視線を戻す。



一「もうすぐ犯人は自分から名乗りでる」



みんなははじめちゃんへと驚愕の眼差しを向けた。

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- それに、夢主の言い方もなんか‥。一人称も「あたし」って‥ぶりっこって感じの女子って感じで‥。初期は見てないですけど‥。これ、見て、見る気萎えました。 (2022年4月30日 17時) (レス) id: 111bb78a66 (このIDを非表示/違反報告)
- 誤字もあるし‥。はじめちゃんが言ってる台詞も夢主さんが言っててなんか‥。やっぱり、はじめちゃんが言ってる台詞ははじめちゃんが言ってるからいいんであって夢主が‥ってなると‥なんか‥。 (2022年4月30日 17時) (レス) id: 111bb78a66 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - +さん» 夢主の一人称はあたしで統一しているつもりですが、どこかに誤字がありましたか?読みにくいのは申し訳ございません。これでも書き方を変えたのですが。まだ読みにくいですか? (2022年4月28日 17時) (レス) @page1 id: 47ec2d84ad (このIDを非表示/違反報告)
+ - 夢主の一人称、「私」なのか「あたし」なのかどっちですか?私だったりあたしだったりと読みにくいです。どっちかにしてください。間をもう少しあけてみては?読みにくいです。 (2022年4月27日 17時) (レス) id: 3cf6d2002d (このIDを非表示/違反報告)
ぽんぬ - 面白いです。初期のは無かったので凄く嬉しいです。お忙しいと思いますが更新頑張って下さい。 (2020年6月5日 11時) (レス) id: b4494ecc1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さきっち | 作成日時:2019年10月12日 19時

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