23話 ページ39
『美雪〜、先に行くよ〜？』
身体を拭いて髪の毛も軽く上にまとめて脱衣所から出ようと美雪に声をかけると、「待ってよ、さーちゃん!」と焦る美雪の声が聞こえた。
『早くしろってば〜』と声をかけながら先に出てゆっくりと歩いていると、慌てたように美雪が駆け寄って来た。
美雪「も〜、待っててくれてもいいじゃない」
『美雪が遅いんじゃん』
文句をたれる美雪を連れて歩いていると、あたしたちの方へと戻ってくるはじめちゃんが見えて、立ち止まった。
何か考えるように首裏に手を当てながら此処へと繋がる階段を下りてくる。
そしてあたしと美雪が彼の前へと行くと、ようやく気付いたようではじめちゃんは驚いたように立ち止まった。
『どうしたの、狐につままれたような顔をして』
美雪「山童にでも遭遇した？」
だが、はじめちゃんは美雪の髪についているピンを一心に見つめている。
話、聞いてないな？
一「おい、美雪」
美雪「ん？」
一「確かそのヘアピン銀色じゃなかったか？」
美雪「え？」
はじめちゃんに言われて気づいた美雪がヘアピンを取って、見る。
あたしもそれを横から覗き込んだ。
確かに銀色だったのに色が変色している。
美雪「やだ〜、買ったばっかりの新品なのに。真っ黒」
『ちょっと貸して』
美雪から貸してもらってじっくり見ていると、それを覗き込んだはじめちゃんが。
一「そうか。そういうことだったんだ!!」
そう声をあげた。
あたしも何となくわかって頷く。
それからあたしたちは色々な資料を見て目的の物を探し出した。
銅像のある部屋で幾つもの資料を読み漁る。
あたしとはじめちゃんは椅子に座って資料をパラパラとめくり、美雪が立ちながら資料を漁る。
すると、
美雪「さーちゃん!はじめちゃん!あったあった!干潮時間記録したノート!」
興奮しながらこっちに駆け寄って来て、あたしの前に資料を置いた。
横からはじめちゃんと美雪が顔を寄せて資料を見る。
『8月8日午後10時30分。8月9日午後11時20分』
ノートに書いてある文字を指でなぞりながらそう言うと、はじめちゃんは顔を上げた。
一「やっぱ思った通りだ」
『これでアリバイのトリックは解けたね』
あたしとはじめちゃんは頷き合った。
その後、温泉へと向かって、持っていた10円玉を湯煎につけると、だんだんと色が黒に変化していった。
美雪「さーちゃん、はじめちゃん、これ…」
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、 - それに、夢主の言い方もなんか‥。一人称も「あたし」って‥ぶりっこって感じの女子って感じで‥。初期は見てないですけど‥。これ、見て、見る気萎えました。 (2022年4月30日 17時) (
レス) id: 111bb78a66 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 誤字もあるし‥。はじめちゃんが言ってる台詞も夢主さんが言っててなんか‥。やっぱり、はじめちゃんが言ってる台詞ははじめちゃんが言ってるからいいんであって夢主が‥ってなると‥なんか‥。 (2022年4月30日 17時) (レス) id: 111bb78a66 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - +さん» 夢主の一人称はあたしで統一しているつもりですが、どこかに誤字がありましたか？読みにくいのは申し訳ございません。これでも書き方を変えたのですが。まだ読みにくいですか？ (2022年4月28日 17時) (レス) @page1 id: 47ec2d84ad (このIDを非表示/違反報告)
+ - 夢主の一人称、｢私｣なのか｢あたし｣なのかどっちですか？私だったりあたしだったりと読みにくいです。どっちかにしてください。間をもう少しあけてみては？読みにくいです。 (2022年4月27日 17時) (レス) id: 3cf6d2002d (このIDを非表示/違反報告)
ぽんぬ - 面白いです。初期のは無かったので凄く嬉しいです。お忙しいと思いますが更新頑張って下さい。 (2020年6月5日 11時) (レス) id: b4494ecc1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2019年10月12日 19時
