3話 ページ19
一「そんなうまい話があればこんな仕事とっととやめてるよ」
確かにね。
はじめちゃんの声を耳に入れながら目を瞑っていると。
美雪「……さーちゃん、はじめちゃん、あったよ…っ!」
一「『何が？』」
美雪「うまい話!」
その声にえっとサングラスをあげる。
はじめちゃんもプールから上がってくると、あたしはサングラスを頭の上にかけたまま美雪と一緒に立ち上がった。
美雪が新聞を地面に置いてあたしたちに見えるようにすると、あたしたちはそれを囲むようにしゃがみ込む。
すると美雪は地面にペタンと座り込んで新聞紙を拾うと内容を読み上げた。
美雪「秘宝島は古くから財宝伝説で知られる謎の島でしたが、今年の春、宝の在処を示す暗号の書かれた古い屏風が発見されました。今回、この暗号を解き、宝を捜す優秀な人材を広く一般から募集します。……どう、はじめちゃん、さーちゃん。名探偵の血が騒がない？」
ニヤニヤ顔であたしとはじめちゃんを見る美雪に、あたしとはじめちゃんは顔を見合わせた。
なんかうさんくさ…っ。
一「秘宝島伝説ねぇ」
美雪「推定20億の財宝よ。第一発見者の手に入るのはその十分の一……2億だよ、2億!!」
2本の指を立てながらあたしとはじめちゃんを見る。
そのすごさにぎょっとしてあたしたちは顔を見合わせた。
一「に、2億!?ねぇ、2億!?」
『マジで!?』
あたしとはじめちゃんが顔を見合わせて狼狽えていると、うんうん頷いていた美雪が立ち上がってあたしたちの腕を引いた。
美雪「何ボーっとしてんのよ!」
そう言って椅子に強引に座らされる。
美雪「この暗号解読テストに受かればツアーの参加券が手に入る〜!」
そう言って盛り上がる美雪を見ながらあたしとはじめちゃんはテーブルに座る際に打った手首を擦った。
強引すぎだよ、美雪…。
こうしてあたしたちのひと夏の冒険旅行は始まった。
超難関の試験を見事パスし、ツアーの招待状を手にしたあたしたちはその10日後、秘宝島への船に乗り込んだのだ。
船に乗って海を進む中、はじめちゃん、あたし、美雪と並んで船の上から海を眺めていた。
魚が見えたとか騒ぎながら、吹いてくる風に靡く髪を押さえる。
短パンにドレープスリープポンチョ風トップスの服を着るあたしの隣ではじめちゃんがしかめ面で首に手を当てた。
一「でも…本当に財宝なんてあるのかな」
「あの宝のことなら、こんな話が残っています」
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、 - それに、夢主の言い方もなんか‥。一人称も「あたし」って‥ぶりっこって感じの女子って感じで‥。初期は見てないですけど‥。これ、見て、見る気萎えました。 (2022年4月30日 17時) (
レス) id: 111bb78a66 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 誤字もあるし‥。はじめちゃんが言ってる台詞も夢主さんが言っててなんか‥。やっぱり、はじめちゃんが言ってる台詞ははじめちゃんが言ってるからいいんであって夢主が‥ってなると‥なんか‥。 (2022年4月30日 17時) (レス) id: 111bb78a66 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - +さん» 夢主の一人称はあたしで統一しているつもりですが、どこかに誤字がありましたか？読みにくいのは申し訳ございません。これでも書き方を変えたのですが。まだ読みにくいですか？ (2022年4月28日 17時) (レス) @page1 id: 47ec2d84ad (このIDを非表示/違反報告)
+ - 夢主の一人称、｢私｣なのか｢あたし｣なのかどっちですか？私だったりあたしだったりと読みにくいです。どっちかにしてください。間をもう少しあけてみては？読みにくいです。 (2022年4月27日 17時) (レス) id: 3cf6d2002d (このIDを非表示/違反報告)
ぽんぬ - 面白いです。初期のは無かったので凄く嬉しいです。お忙しいと思いますが更新頑張って下さい。 (2020年6月5日 11時) (レス) id: b4494ecc1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2019年10月12日 19時
