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出雲「おまえ、弱いけど器用やん。指の一本焼き落すくらいお手のもんやろー。力使った工作みたいなもんやってー」
私達幹部組の物騒な話におじさんの顔がどんどん青褪めていく。
立ち上がった出雲が「それとも」と言いながら多々良に向けていた顔をおじさんに向けると、懐からジッポライターを取り出した。
彼の火がゴアッとおじさんの鼻先に触れると、おじさんは鼻を抑えながら「ヒッ…」と後退る。
出雲「もっと派手に燃やされたいか？」
ジッポライターを翳しながらそう言う出雲の周りを花びらの形をした火が舞う。
華奈が手を翳しながら火を操っているのだ。
おじさんが華奈に視線を向けると華奈はニコリと無邪気な笑みを浮かべた。
それから2人の脅しが効いたらしくおじさんは素直に知っていること全部を話してくれた。
「ほ、本当だ。信じてくれ!
出雲「まあ…どんなストレインがどんなふうに生きてても構わんけどな。人の庭荒らす奴にはけじめつけさせてもらうわ。ほな、邪魔したな」
出雲の言葉を合図に多々良がアンナを連れて先に部屋を出て行く。
私たちが部屋を出たので八田ちゃんも出ようとすると、
「…な、なんなんだよ…おまえら…」
おじさんがそう言うのが聞こえた。
八田ちゃんが相手をするだろうから私達は先に下りた。
まぁ、先に下りた私達は多々良からその後、吠舞羅をバカにされたため八田ちゃんが殴りかかろうとしたという話を聞くのだが。
建物を出た後、煙草を吸う尊とアンナと手を繋ぐ私を先頭に歩き出す。
煙草を吸う出雲の隣を歩く華奈が疲れた様に伸びをした。
その隣を先程の事を整理するために顎に手を当てながら多々良が歩く。
そしてさらにその後ろを吠舞羅の面々が歩いている。
いつもの光景だ。
多々良「コードネーム“モグラ”ねぇ。暗視能力を持っていて地下道を自由に動き回るストレイン。セプター4の目をかいくぐってアンダーグラウンドで生きているだっけ」
出雲「ははっ。アンダーグラウンド…まんまやん」
するとピタッと八田ちゃんが足を止めた。
八田「尊さん…Aさん…」
私達は振り返った。
八田「オレ、やりますから」
出雲,華奈「八田ちゃん？」
八田「尊さんって王がいるこの町でこれ以上ふざけた真似はさせねえし、誰にもAさんが大切にしてる吠舞羅をバカにさせたりは」
尊「八田」
尊が声をかけるとピタリと言葉を止める。
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シルフィ(プロフ) - かなとさん» ちょっと言い過ぎなんじゃないですか？誰だって見落としたりすることはあるんですから違反報告なんてやりすぎです。あなたのその言葉で不快になってる人もいることわかってください。文句しか言わないなら見なければいいじゃないですか (2019年8月23日 1時) (
レス) id: 6da2673d24 (このIDを非表示/違反報告)
シルフィ(プロフ) - この作品大好きです！！これからも更新頑張ってください！応援してます！さきっちさんの作品全部大好きです！ (2019年8月23日 1時) (レス) id: 6da2673d24 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - かなとさん» すいません、此方も色々と忙しい身で更新をしているので見落としてしまう部分もあります。そのつど報告をしてくれるのは大変嬉しいのですが…言葉遣いに気をつけてくださると嬉しいですね。見落としてしまったのはこちらの落ち度なので申し訳ありません (2019年8月23日 1時) (レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - ルールを守る気も、でしたね。すみません。でもいい加減にして下さい (2019年8月23日 0時) (レス) id: b1d25bd6f7 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - ルールを作る気がないようなんで違反報告します。連続だと仕方ないですよね (2019年8月23日 0時) (レス) id: b1d25bd6f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2019年8月23日 0時
