最終話 「HAPPY BIRTHDAY」 ページ28
-Aside-
多々良「諸君、来る12月8日は我等が姫君の誕生日だ」
手を口の前で組みながらそう言った多々良の言葉に八田ちゃんたちはハッ…と顔を向けた。
ここで言う姫君というのはもちろん、私達の癒しのアンナのことで。
多々良「というわけで、アンナのサプライズ
多々良のその言葉に皆がいえーい!と盛り上がった。
毎年恒例なのである。
出雲「いやー、サプライズは無理やろ…。アンナが気付かへんフリすんの大変やろが」
多々良「そーなんだよねー。俺らの計画なんかアンナにダダ漏れだもんね」
いや、多分わかりやすいんだと思うよ。
私の誕生日パーティーの時もめちゃめちゃわかりやすかったし。
八田「パーティーやるのはバレても、予想をブッちぎって上回るようなのにしたらいいんじゃないすか」
八田ちゃんの提案に多々良はそれだ☆と言わんばかりに八田ちゃんを指差した。
多々良「おお!八田、冴えてるね」
出雲,華奈「『……あんまり大袈裟にしんときや？/しないでよ？』」
多々良「じゃ、まずケーキ作ろっか。5ｍくらいの」
出雲,華奈「『大袈裟にしんときや？/しないでよ？』」
私と華奈と出雲が忠告してるのに聞きやしない多々良の言葉に、私達は再度突っ込んだ。
5ｍはさすがにでかいよ。
絶対食べきれないって。
翔平「ウエディングケーキみたいっすね。そこまでいくと」
千歳「それはアンナの結婚式に取っといてあげなよ。あと5年もすりゃ必要になるかもしんねーし」
『…5年は早いって』
5年後って私と華奈の今の歳にすら追いついてないじゃん。
千歳「いやぁ〜〜。アンナはあと5年もすりゃ絶対いい女にな」
そこまで言った所で千歳は後ろから思い切り八田ちゃんと出羽と華奈にガッと殴られて、口から血を吐きながらテーブルに突っ伏した。
それを無視して鎌本が感慨深そうに言う。
鎌本「それにしても…アンナももう11歳になんのか」
出雲「そうやな。月日が流れんのは早いもんやな」
華奈「出雲、年寄り臭いよ」
出雲に対する華奈の突っ込みに思わずフフッと笑うと、出雲は「悪かったな」と華奈に言い返しながら私に「笑うな」とチョップをお見舞いしてきた。
チョップされた頭を擦りながら紅茶を一口飲む。
そっか〜、アンナももう11歳なんだねぇ。
多々良「じゃあさ、今年はお誕生会な感じじゃなくてもっと大人な演出でいく？Aと華奈の時みたいなさ」
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シルフィ(プロフ) - かなとさん» ちょっと言い過ぎなんじゃないですか？誰だって見落としたりすることはあるんですから違反報告なんてやりすぎです。あなたのその言葉で不快になってる人もいることわかってください。文句しか言わないなら見なければいいじゃないですか (2019年8月23日 1時) (
レス) id: 6da2673d24 (このIDを非表示/違反報告)
シルフィ(プロフ) - この作品大好きです！！これからも更新頑張ってください！応援してます！さきっちさんの作品全部大好きです！ (2019年8月23日 1時) (レス) id: 6da2673d24 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - かなとさん» すいません、此方も色々と忙しい身で更新をしているので見落としてしまう部分もあります。そのつど報告をしてくれるのは大変嬉しいのですが…言葉遣いに気をつけてくださると嬉しいですね。見落としてしまったのはこちらの落ち度なので申し訳ありません (2019年8月23日 1時) (レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - ルールを守る気も、でしたね。すみません。でもいい加減にして下さい (2019年8月23日 0時) (レス) id: b1d25bd6f7 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - ルールを作る気がないようなんで違反報告します。連続だと仕方ないですよね (2019年8月23日 0時) (レス) id: b1d25bd6f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2019年8月23日 0時
