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出雲,華奈「『わかるようなわからんような…』」
何となく想像はつくけども。
出雲「あれ、でもお前、Aのことも「姫」って呼んでだ時期あったやろ？」
多々良「あったねー」
華奈「Aが全力で拒否ってやめさせてたけどね」
『いやだってさあ…』
嫌じゃん、姫って呼ばれるの。
多々良はカウンターの椅子の背もたれに体重をかけて寄りかかった。
ギ…と音が鳴る。
多々良「……これからどうなるだろう」
華奈「…尊が王で華奈たちはそのクランズマンになった。どうにか進んで行くしかないでしょ」
多々良「これからは「キング」って呼んだら、そこには「赤の王」って意味が含まれちゃうんだね…」
『……』
天井を見上げながら多々良がつぶやく。
私はそれを聞きながらぐいっとジュースを一気飲みすると、スクッと立ち上がった。
皆が突然立ち上がった私に目を見張る。
『様子見て来るね』
出雲「そうせえ」
多々良「あ、俺も行くよ、A」
華奈「いってらー」
出雲と華奈に送り出されて私と多々良は尊がいる2階へと上がった。
漏れている尊の制御しきれていない力に私と多々良は顔を見合わせる。
そしてドアをコンコンとノックした。
『起きてる？入るよ』
ギ…と音を立てながらドアを開けると、体中から力が湧き出している尊が椅子に座っていて、私と多々良は目を見開いたが、すぐに笑顔を浮かべた。
多々良「ねえ…」
尊「来るな。怪我すんぞ」
冷や汗を流しながらも私たちを気遣ってくれる尊に、私はくしゃりと顔を歪めた。
駄目だ、放っておけない。
私は尊の目の前にしゃがみ込んだ。
そして下から尊と目を合わせる。
すると多々良も私の隣にしゃがみ込んで不敵な笑みで尊を見上げた。
多々良「怪我なんかしないさ」
尊「!」
尊の手に向かって拳を突き出すと、それは見えない何かに当たってパシンと音がなった。
と、同時に消えて行く溢れ出ていた尊の力。
尊「……十束」
多々良「へーきへーき。なんとかなるって…キング」
私は2人の会話に笑みを浮かべて、ふわりと尊を抱きしめた。
癒やしの力を使って、尊の力を最小限にまで癒やし抑え込む。
尊「A…」
『ほら、ね？怪我しなかったでしょ？』
ニコリと笑みを浮かべると尊は微かに笑みを浮かべながら私を抱きしめ返してくれた。
後ろを振り向いて、多々良にウインクを送ると、多々良は笑顔を浮かべてピースサインを出した。
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シルフィ(プロフ) - かなとさん» ちょっと言い過ぎなんじゃないですか？誰だって見落としたりすることはあるんですから違反報告なんてやりすぎです。あなたのその言葉で不快になってる人もいることわかってください。文句しか言わないなら見なければいいじゃないですか (2019年8月23日 1時) (
レス) id: 6da2673d24 (このIDを非表示/違反報告)
シルフィ(プロフ) - この作品大好きです！！これからも更新頑張ってください！応援してます！さきっちさんの作品全部大好きです！ (2019年8月23日 1時) (レス) id: 6da2673d24 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - かなとさん» すいません、此方も色々と忙しい身で更新をしているので見落としてしまう部分もあります。そのつど報告をしてくれるのは大変嬉しいのですが…言葉遣いに気をつけてくださると嬉しいですね。見落としてしまったのはこちらの落ち度なので申し訳ありません (2019年8月23日 1時) (レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - ルールを守る気も、でしたね。すみません。でもいい加減にして下さい (2019年8月23日 0時) (レス) id: b1d25bd6f7 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - ルールを作る気がないようなんで違反報告します。連続だと仕方ないですよね (2019年8月23日 0時) (レス) id: b1d25bd6f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2019年8月23日 0時
