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私と華奈の信頼する情報屋からの情報と出雲から聞いたことがある情報を照らし合わせる。
『無色の王のクランズマンっていったら…今は確か…忠犬“黒狗”夜刀神狗朗だけよ』
多々良【夜刀神…狗朗…】
『無色の王が最後まで傍に置いてた唯一のクランズマンだよ』
多々良【無色の王が死んだあとは？】
『王の死後？』
さすがにそこまで聞いたことがないなあ。
出雲も知らないと思うし。
『…さあ。何処かで野良犬になってるか、あるいは新たな王でも探してるかじゃない？』
何でそんなこと聞くんだろうか？
多々良【…彼がどんな人かってわかる？】
『あー確かね、黒狗は子供の頃に無色の王に拾われたんだって。王とクランズマン以前の絆も強かったのかもしれないね』
それだけ言って、私はブチッと電話を切った。
さすがに限界だ。
私を抱きしめながら既に眠っている尊に抱き着いて私も眠りについた。
なつかしい夢を見た。
あれは―――そう、5年前だ。
確か…尊が王様になって出雲が本格的にお店を継ぐ前。
私と華奈も中学を卒業するって時、私と華奈と多々良と出雲でカウンターに座って飲み物片手に喋っていたのだ。
出雲「おまえって、子犬みたいやと思ってたのになあ」
多々良「えーー？子犬？」
華奈「あ、わかるかも!出会った頃って尊とAのあと健気にくっ付いてきてたじゃん」
華奈のその言葉にジュースを飲みながら遠い目をする。
確かに、私と尊の後、くっついてたかも。
多々良「もうその印象ないってこと？」
出雲「そらつるみだしてすぐなくなったわ。従順どころかむしろ猛獣使いやろ」
華奈「だってさ、A」
『私も猛獣のうちに入るんだ…』
そんなことを4人で話していた時、出雲がぽつりと呟いた。
出雲「…初めて会うた時、尊のこと「本物の王様になれる」言うてたな。…あの頃から、こういう未来予想してたんか」
多々良「まさか。……赤の王になんてならなくてもさ、俺にとって最初からキングはキングだったんだよ」
多々良「キング」
無邪気な顔で「キング」って呼んで私たちの後をついてくる多々良が頭に浮かんだ。
あの時の多々良はちょうど今の私と華奈と同い年だったなあ。
あ、そういえばあの時多々良、私のこと「姫」で呼んでたことあったな。
多々良「やーだってなんかもー、雰囲気からして王様だったしさー。街中をライオンが平然と歩いてるのに出会っちゃった感じ？」
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シルフィ(プロフ) - かなとさん» ちょっと言い過ぎなんじゃないですか？誰だって見落としたりすることはあるんですから違反報告なんてやりすぎです。あなたのその言葉で不快になってる人もいることわかってください。文句しか言わないなら見なければいいじゃないですか (2019年8月23日 1時) (
レス) id: 6da2673d24 (このIDを非表示/違反報告)
シルフィ(プロフ) - この作品大好きです！！これからも更新頑張ってください！応援してます！さきっちさんの作品全部大好きです！ (2019年8月23日 1時) (レス) id: 6da2673d24 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - かなとさん» すいません、此方も色々と忙しい身で更新をしているので見落としてしまう部分もあります。そのつど報告をしてくれるのは大変嬉しいのですが…言葉遣いに気をつけてくださると嬉しいですね。見落としてしまったのはこちらの落ち度なので申し訳ありません (2019年8月23日 1時) (レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - ルールを守る気も、でしたね。すみません。でもいい加減にして下さい (2019年8月23日 0時) (レス) id: b1d25bd6f7 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - ルールを作る気がないようなんで違反報告します。連続だと仕方ないですよね (2019年8月23日 0時) (レス) id: b1d25bd6f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2019年8月23日 0時
