-２- ページ17
-Aside-
アンナ「2人とも可愛い…!」
私達は顔を見合わせると、アンナの言葉に照れくさそうに笑みを浮かべて彼女の頭を撫でた。
面と向かって言われると照れるなぁ…。
出雲と多々良も此方に来た。
出雲「何や、似合うなぁ、その水着。可愛いで2人とも」
多々良「うん、ホントに。キングもこれじゃあ気が気じゃないんじゃない？」
わしゃわしゃと2人に頭を撫でられて私はえへへと笑いながらパラソルの下で寝転がっている尊へと視線を向けた。
華奈が顔を赤くしている八田ちゃんたちに絡みに行ったのを見送って尊の傍まで向かいしゃがみ込む。
『ね、尊。どうかな？』
尊に可愛いと言ってもらいたくて必死に選んだ水着だ。
これで何も言われなかったら大分ショックなのだが。
尊はチラリとこっちに視線を向けるとムクッと起き上がって側に置いてあったパーカーを私の頭の上に被せた。
『うわっ!』
尊「それ着とけ」
それだけ言って目を瞑る尊に私はパーカーの下から顔を出して彼を恐る恐る見た。
可愛くなかったかな…？
眉を下げて肩を落とすと、私は立ち上がろうと足に力を込めた。
するとグイッと腕を引っ張られて微妙な態勢だった私の体が前を傾く。
ぶつかる…!と目を瞑ると、ふわっと暖かい体温に包まれた。
咄嗟に両手を横について体を起こすと、じっと尊の瞳が私を見上げていた。
尊「何処にもいくな」
『え…？』
尊「んな姿で何処にも行くな」
それってつまり…？
尊「…襲われてえなら止めねえがな」
パーカーをちゃんと着ていない私の胸元に尊の視線が向かうのを見て、私はカッと頬を真っ赤に染め上げた。
『み、尊の変態!』
私がそう声を上げると彼はフンッと鼻で笑った。
出雲「おーい、お2人さん。そういうことは他所でやってくれへんか？」
出雲の声に私はハッと今の態勢を見おろした。
な、なんか、これって私が尊を押し倒してるみたいな…!!
そこまで考えて思考回路がショート寸前にきた私はバッと急いで尊の上から退いてちゃんとパーカーを着た。
ニヤニヤと笑う出雲と華奈と多々良を睨みつけて、尊の隣へと膝を抱えて座る。
華奈「邪魔しちゃってゴメンね？」
『っうるさい!』
華奈の言葉に赤い顔で怒鳴り返す私に多々良たちは笑った。
サーフィンをする八田ちゃんにナンパをする千歳とさんちゃんとエリックに泳ぎを教える翔平と出羽を見る。
出雲「連中は元気やなあー」
ビールを飲みながら言う出雲の言葉に笑った。
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シルフィ(プロフ) - かなとさん» ちょっと言い過ぎなんじゃないですか？誰だって見落としたりすることはあるんですから違反報告なんてやりすぎです。あなたのその言葉で不快になってる人もいることわかってください。文句しか言わないなら見なければいいじゃないですか (2019年8月23日 1時) (
レス) id: 6da2673d24 (このIDを非表示/違反報告)
シルフィ(プロフ) - この作品大好きです！！これからも更新頑張ってください！応援してます！さきっちさんの作品全部大好きです！ (2019年8月23日 1時) (レス) id: 6da2673d24 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - かなとさん» すいません、此方も色々と忙しい身で更新をしているので見落としてしまう部分もあります。そのつど報告をしてくれるのは大変嬉しいのですが…言葉遣いに気をつけてくださると嬉しいですね。見落としてしまったのはこちらの落ち度なので申し訳ありません (2019年8月23日 1時) (レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - ルールを守る気も、でしたね。すみません。でもいい加減にして下さい (2019年8月23日 0時) (レス) id: b1d25bd6f7 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - ルールを作る気がないようなんで違反報告します。連続だと仕方ないですよね (2019年8月23日 0時) (レス) id: b1d25bd6f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2019年8月23日 0時
