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八田「ようやく…太った…」
鎌本「ん？なんで疲れてんすか八田さん」
状況が分かっていない鎌本に八田ちゃんは、
八田「うっせーよ。おまえは女にキャーキャー言われてねーでそうやっていつも丸々してろッ」
鎌本「おわっ」
八つ当たりの如く鎌本のお尻を蹴っていた。
そんな背後で千歳とさんちゃんが囁き合う。
さん「これで俺たちが傷つけられることもなくなったな…」
千歳「鎌本が俺よりモテるなんて異常事態も終わったワケだ」
僻みか…あいつらは。
翔平「あの…なんで痩せたり太ったりすると髪型も変えるんすか？」
鎌本「ん？ああ、痩せてる時ってなんか髪の毛の伸び早くてな。切んの面倒だったから」
翔平「そっかあ…」
翔平はいろいろと深く考えるのを止めたらしい―――。
まぁ、それが正解だろうね。
私と華奈はカウンターに座りながら椅子を回転させて鎌本たちを見ていた。
千歳「つーか気付いたらもう夏終わるじゃねーか。くっそ今からでも海行くぞ、海!」
多々良「くらげ出るんじゃない？」
華奈「てか今から行くの？」
その時、カランとベルが鳴って黒髪の可愛い女の子が入って来た。
キョロキョロと見回して鎌本を見つけると、パアッと顔を輝かせる。
「りっちゃん!」
鎌本「あ!?おまっ…何こんなとこ来てんだよ」
「もー、りっちゃんがいけないんですよ？今日タンマツ家に忘れて行ったでしょう？」
女の子は唖然とする千歳たちの間をすり抜けて鎌本に詰め寄る。
鎌本「あ」
「おばさまが心配されてたので届けにきたんです。なのにひどいわ」
鎌本「あーもー、悪ったって。サンキューな。ほら、用済んだろ」
「もーりっちゃんのバカッ」
プンプンと怒ったり、しっしっとあしらう鎌本の胸をポカポカと可愛らしく叩いたり。
何とも表情豊かな可愛らしい子である。
『誰？』
華奈「さあ」
私と華奈が顔を見合わせて首を傾げている中、さんちゃんと八田ちゃんと千歳は唖然と目を見開いた。
それを横目に見て、私は組んだ足の上に頬杖を突きながら鎌本に問い掛ける。
『…ねぇ、もしかしてその子…彼女だったり？』
私の言葉に女の子は「えっ」と可愛らしく頬をポッと染める…が、
鎌本「まさか!ただの幼馴染みっすよ。隣に住んでるっつーだけでお節介で…いででででで。なにすんだコラ、歩!」
鎌本にあっさりと否定されて歩と呼ばれたその子はムギュウウと鎌本のお腹をつまみ上げた。
なるほど…幼馴染み―――ね。
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シルフィ(プロフ) - かなとさん» ちょっと言い過ぎなんじゃないですか？誰だって見落としたりすることはあるんですから違反報告なんてやりすぎです。あなたのその言葉で不快になってる人もいることわかってください。文句しか言わないなら見なければいいじゃないですか (2019年8月23日 1時) (
レス) id: 6da2673d24 (このIDを非表示/違反報告)
シルフィ(プロフ) - この作品大好きです！！これからも更新頑張ってください！応援してます！さきっちさんの作品全部大好きです！ (2019年8月23日 1時) (レス) id: 6da2673d24 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - かなとさん» すいません、此方も色々と忙しい身で更新をしているので見落としてしまう部分もあります。そのつど報告をしてくれるのは大変嬉しいのですが…言葉遣いに気をつけてくださると嬉しいですね。見落としてしまったのはこちらの落ち度なので申し訳ありません (2019年8月23日 1時) (レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - ルールを守る気も、でしたね。すみません。でもいい加減にして下さい (2019年8月23日 0時) (レス) id: b1d25bd6f7 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - ルールを作る気がないようなんで違反報告します。連続だと仕方ないですよね (2019年8月23日 0時) (レス) id: b1d25bd6f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2019年8月23日 0時
