23話 ページ24
後日。
学校の土壁の中から数体の骨が見付かった。
だが、今回の事件に納得がいかない俺は警部に犯人は的場先生じゃないと告げてから、学園七不思議について佐木と調べることになった。
10年前のミス研の調べた冊子を用務員さんに借りて中身を見るとそこには学園六不思議と書かれていて。
一「おかしいな…10年前は六不思議だったんだ」
パラパラとめくっていると、“六不思議の真相”と書いてあるページに作者 青山ちひろと書かれていた。
だがそのページには失踪のため休載と書かれており、文字は何一つない。
一「行方不明になった生徒っていうのは…」
───美雪「そういえば10年くらい前、先生のクラスメートが1人行方不明になったんですよね?」
───浅野「でもそれはただの家出だったみたいだけど」
佐木を連れ出して、俺は校舎の外へと出てきた。
佐木「七つ目の不思議ですか?そんなこと聞いて今さらどうするんです」
一「いいから教えてくれ。俺が知っているのは生物室の生首。動かない大時計。血の滴り落ちるトイレに開かずの科学室。そこなしのプール。そしてAと美雪が吊るされた双子の木。その六つだけなんだ」
佐木「七つ目は……たしか呪われた音楽室です」
一「呪われた音楽室…?それどんな話なんだ?」
昔、音楽室でピアノを弾いていた女子生徒が男子生徒との交際を断ったのが原因で、恨みを持った彼に刺されたんですよ。
それ以来、夜その音楽室の前を通るとその生徒が最後に弾いていた悲しい曲がすすり泣く声と一緒に聞こえてくるらしいんです。
一「……どうして誰も教えてくれなかったんだ…?」
佐木「ないんですよ、今は」
その言葉に俺は顔を上げて佐木を見た。
一「何…?」
佐木「今は音楽室そのものが無くなっちゃったんですよ」
その時、Aの友達の空が「金田一君!!」と俺を呼びに来た。
空「今病院から電話があって、Aが…!!」
俺はその続きを言い終わる前に病院へと駆け出した。
111人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さきっち(プロフ) - あさん» そうなんですか! (2019年12月7日 11時) (レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 私は山ちゃんのが一番好きです!マンガ全巻持ってるんですが山ちゃんが一番似てる! (2019年12月7日 0時) (レス) id: 3f8f946044 (このIDを非表示/違反報告)
johnny’s_ldh_love(プロフ) - すみません、いろいろミスして何回も送っちゃいました!申し訳ないです (2019年12月2日 7時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)
johnny’s_ldh_love(プロフ) - 突然すみません!名探偵コナンっていつ頃更新しますか? (2019年12月2日 7時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)
にーにゃ - 突然すみません!名探偵コナンっていつ頃更新しますか? (2019年12月2日 6時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さきっち | 作成日時:2019年7月28日 0時