15話 ページ16
それ以来、その殺された人たちの怨念があの土地に染みついていて、さまざまな呪いを招いているって言われているの。
美雪「そういえば10年くらい前、先生のクラスメートが1人行方不明になったんですよね？」
よく知ってるねぇ、美雪。
浅野「…えぇ。でもそれはただの家出だったみたいだけど」
その時、ピンポーンとチャイムが鳴った。
先生が返事をしてドアを開けに行く。
浅野「先生…」
的場「突然お邪魔してすいません。心配だったんでちょっと寄ってみたんですが…」
聞き覚えのあるその声にあたしたちは顔を見合わせて玄関へと顔を出した。
するとそこには的場先生がいて。
一「あっ、的場先生…!」
『ほんとだ!』
的場「なんだ、君達も来てたのか」
ちょうどいい時間だったのであたしたちは的場先生と一緒に途中まで帰る事になった。
土手沿いを歩きながら的場先生の話を聞く。
的場「彼女は僕の教え子でね。10年前は君たちと同じやんちゃな生徒だった。授業を脱け出してはよく大目玉を食らっていたものだよ」
一「えぇ？浅野先生がですか？」
美雪「信じられない!」
『今じゃ考えらんないね!』
的場「だから今でも何かと心配でね。まぁ、そんな心配、もう彼女には必要ないんだろうけどね」
美雪「優しいんですね、的場先生って」
的場「教師っていうのはそういうもんだよ。教え子はいつまでたっても教え子。その教え子が幸せになってくれるのが一番の喜びなんだ」
一「ほぉ〜」
へぇ…なんか教師って深いなぁ。
美雪と金田一君の間を歩きながらそう思う。
的場「私の人生この先そう長くはない。だが、浅野先生も君たちも人生これからだ」
美雪「そんな…っ!先生まだまだお若いじゃないですか!」
一「そうですよ…!」
『先生って実年齢よりすんごい若く見えますよ？』
あたしたちの言葉に先生は笑いながら「そうかね」と言った。
それから数日後。
あたしたちは桜樹先輩の葬式へと参列していた。
警察の人たちもいる中、葬式は行われている。
少しして列を離れると、金田一君と美雪と一緒に散歩程度に歩く。
すると建物の裏でしゃがみ込む鷹島さんと真壁君がいた。
真壁君はあたしたちに気付くとすぐに逃げていき、あたしたちは急いで彼女にかけよる。
美雪「鷹島さん…」
美雪が声をかけて彼女の肩に手を置くと、彼女はそれを振り払うように駆けて行った。
あたしたちはその姿を見送って、顔を見合わせた。
なんだ？
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さきっち(プロフ) - あさん» そうなんですか！ (2019年12月7日 11時) (
レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 私は山ちゃんのが一番好きです!マンガ全巻持ってるんですが山ちゃんが一番似てる！ (2019年12月7日 0時) (レス) id: 3f8f946044 (このIDを非表示/違反報告)
johnny’s_ldh_love(プロフ) - すみません、いろいろミスして何回も送っちゃいました！申し訳ないです (2019年12月2日 7時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)
johnny’s_ldh_love(プロフ) - 突然すみません！名探偵コナンっていつ頃更新しますか？ (2019年12月2日 7時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)
にーにゃ - 突然すみません！名探偵コナンっていつ頃更新しますか？ (2019年12月2日 6時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2019年7月28日 0時
