第49話 ページ2
ヨナside
「ちょっと。もう!何で泥だらけだよ」
「皆が幸せであるといいなって天に祈りを捧げてたら滑って転んじゃって」
「めんどくさ!
あんた、天に見離されたんだよ」
「ガーンッ」
呆然と2人のやりとりを見ていると、は…と男の人が私に気付いて近寄ってきた。
「目を覚まされたんですね!!良かった〜〜。
どもです。僕、イクスと申します。ユン君の保護者みたいなものでして」
「私は…」
名乗るのはいけない…かしら。
悪い人達には見えないけど、ここは火の部族の地に近いし…。
「ほん…とに…つらかったですね…」
そう言ってはらはらと涙を流すイクスに私は目を見開いた。
「……や、私は何も…。崖は姉様たちがかばってくれたので」
「いえ、よく旅立ちの決心をされた」
「……………ん？」
たびだち？
「ましてやA姫とヨナ姫ともあろう方が…」
「ご立派です｣と言うイクスに私は一度姉様に視線を向けてから口を開いた。
「…………ちょっと、なぜ私達の事を知ってるの……？」
「それは神様のお告げで…」
そう言った瞬間、焦り始めるイクスにユンが横やりを入れた。
「バカじゃないの？そんなに簡単に喋って、隠れ住んでる意味ないじゃん」
｢ホント、ウソがつけないんだから｣と溢すユン。
私の頭の中にムンドクの言葉が浮かんだ。
ーーー《神官様が風の地のどこかにおられる》ーーー
「まさか………」
「しまった。姫様にはきちんとした姿でお出迎えするつもりだったのに…」
この人が、神官様!?
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fruit - すごく面白いです。でもセリフを誰が言っているのかわかりにくいです。 (2021年8月13日 21時) (
レス) id: 80d0b24791 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃ?(プロフ) - 面白すぎて眠れません笑これからも頑張って下さい！ (2018年11月29日 2時) (レス) id: 20429ecf64 (このIDを非表示/違反報告)
あーさー - めっちゃ面白いです！ 暁のヨナを書き終わったら、FAIRYTAILの原作沿いでグレイ落ち書いてほしいです！笑 (2018年8月3日 15時) (レス) id: 3e9f6fbfb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2018年7月27日 19時
