【名探偵コナン】 双子は美少女で名探偵と怪盗!? ゼロの執行人

4話 ページ4

『現場となった統合型リゾート〈エッジ・オブ・オーシャン〉はまだ開業前だったため利用客はいませんでしたが、サミット警備の下見をしていた警察官数人が死傷したとの情報が入っています。繰り返します。先ほど、統合型リゾート〈エッジ・オブ・オーシャン〉で大規模な爆発がありました……』

『エッジ・オブ・オーシャン』の全体図が映し出されたかと思うと、再び防犯カメラの映像に切り替わった。
真っ白になっていた画面は粉塵が徐々に収まって、もうもうと噴き出す煙と炎が映る。
その中に人影が見えて、

哀「ッ!?」

灰原は思わず目を見張った。





コナン「もしかしたらテロかもしれない」

阿笠「じゃが、サミットは来週じゃろ？事故かもしれんぞ」

阿笠博士を連れてリビングに戻ってきたコナンと愛梨は、ソファの前に立ってテレビを見た。

『警視庁の発表では、現時点で死傷した警察官の数、及び、事故か事件かについては、調査中ということで明らかになっていません』

阿笠「警察官が死傷……心配じゃな」

阿笠博士が悲痛な面持ちでテレビを見ていると、「あれ？博士ー!」と光彦の声がした。

光彦「博士、画面が消えちゃいましたよ!」

阿笠「おお、今行くぞい」

子供たちの元へ戻っていく阿笠博士を見送った愛梨は、再びテレビに目を向けて「そっか……」とつぶやいた。

愛梨「言われてみれば、サミット前にテロを起こしたら、本番の警備が厳しくなるだけだよね」

とソファに座ってる灰原を見る。
すると、灰原はなぜか凍りついた表情でうつむいていた。

愛梨「どうしたの？」

哀「……爆発直後の……防犯カメラの映像……」

コナン「何か映ってたのか？」

哀「一瞬だったし、見間違いかもしれないけど……」

歯切れの悪い灰原に、コナンと愛梨が顔をしかめる。

哀「あの人が……『ポアロ』で働いてる……確か名前は、安室透だったかしら……」

愛梨「透さんが……!?」
コナン「安室さんが……!?」

煙と炎が噴き荒れる映像の中に、ほんの一瞬、傷だらけの安室が映ったというのだ。

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